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2007-11-09

あっという間に里帰り

11月にはいってものすごく寒くなりました。ドイツは11月は雨の日が多く、ますます寒く感じてしまう。でも今年は、雨は夜中ぱらついて、朝には止んで、午後はちょっと晴れるというパターン。外出には支障がないのでちょっと我慢しよう。

10月はおじさんとこのバイトが意外にも多く、なんかあっという間に明日は里帰りの日が来てしまった。日ごろからやっとけばいいものの、ここ1週間ほどあちこちを何気にお掃除。今日は最後ということで、共同の階段の掃除を・・・・。うちのアパートは6戸と小さく、各人が自分たちで階段の掃除をする。私たちは最上階の3階部分に住んでいて、お向かいに誰も住んでいないので、気がむいた時にしてる。お向かいさんがいるとこは相談してるのかな?

今年は里帰りはダンナも一緒。休暇の都合上、ダンナはあとから来るんだけどね。この時期はチケットがわりと安いので助かる。今回はオーストリア航空にお世話になることに。ライプチヒ空港からだと航空会社がどうしても限定されてしまうのだけど、重い荷物を引っぱって、ベルリン、ドレスデン(近場で)まで行くよりはかなりいい。ライプチヒからだと、ルフトハンザ、エアー・フランス、オーストリア航空、JALだったかな。JAL、ルフトハンザにしても、フランクフルトで乗り換えになってしまうけど。日本に帰る時には「里帰り便」というのにお世話になる。日系の旅行会社でチケットを手配してもらうのだけど、値段的には、ネットで直接航空会社から購入するのとあまり変わらない気がする。今回その「里帰り便」の「特典」がちょっと分かった。航空会社、取り扱う旅行会社にもよるのだろうけど、荷物が30kgまでOKとか、滞在期間が1ヶ月以上は荷物が30kgまでとかあるようだ。でも、30kgという荷物はかなり重い。なんだかんだで26kgのトランクで帰ったことがあった。空港までの乗換えで、実質数時間引っぱり回しただけで手にまめができた。昨日、あらかたの荷物をトランクに詰めた。20kgちょっと超えたぐらいだったかな。「こんなものか」と、お茶を飲みながら「何か足りない・・・・・」と考えていたら、鍵が・・・・。このトランクを最後に使ったのは2年前でダンナだった。その時鍵はちゃんと渡したし・・・・。プチ半狂乱で鍵を探し始める。最悪、別の鞄に詰め替えること考えて、納戸からキャスター付いてるサムソナイトのスポーツバッグタイプのもを引っ張り出す。「これは去年の里帰りの時に使って・・・・で、鍵は?」。30分くらい家中の引き出しのあちこちを捜しまわして、トランクの鍵を発見。スペアキーを入れておく鍵袋に入ってた。ダンナが入れておいてくれたんだろうか?サムソナイトのは・・・・去年日本から帰ってくる時に、失くされたことを思い出した。荷物を受け取った時に、鍵が付いてなくて、「まぁいいか・・・・」とそのままにしてたんだっけ。
このサムソナイトのバックは初めて一人でドイツを旅した時に買ったもので、10年ぐらい経つ。鍵は付属のもので番号を合わせる簡単なものだった。この時の旅で、合わせた番号が、何かの拍子で違うものに変わってしまって、鍵なしで過ごすはめになったんだっけ。夜行列車の中で乗り合わせたおじさんを巻き込んで鍵をいじり回したけどだめだった。数年後、何となく思い出してまたいじってみたら、また使えるようになった。この鞄今回ダンナが使うかも。10年前のアエロフロートで鍵なしで無事だったから、たぶん平気だ、とトランクの鍵が見つかって、後のことはどうでもよくなってしまっている。

今日から天気が変わり始めてて、ますます寒くなるという。明日の午後から雪が降るとか。「いい時期に抜け出せるな・・・・」と、ダンナ。もう少ししたらダンナも来れるじゃん。ダンナは実家にある原付を直したり、釣りをしたいという。なんか地味だ・・・・。
ということで、1ヶ月ほど日本に帰っています。

2007-10-27

乳製品が値上げ

8月だったかな?乳製品が値上げした。バター、牛乳、チーズなどが値上がりした。その当時は、牛乳(長く保存できるもの)、バターなどの買占めがあった。スーパーに勤めているカルメンが、「バターはもうないわよ」と言っていた。かなり前ではあるけど、実感したのは最近。いつも買っているチーズは最近値上がりした感じだし、白カビチーズは今のところ同じ値段。牛乳は・・・・ダンナが途中で飲んだり飲まなくなったりするのと、私は牛乳を飲まないので、あまり買わない。バターもあまり使わない。パンの時はマーガリン。しかもダンナしか使わない。私は冷たいバターとかマーガリンが嫌いなので、使わない。みんな、「えーそんな乾いたパンを食べて・・・」とか、「ダイエットしてるの?」とかよく言われた。焼いてないパンにバターを塗って、その上にジャムをつけたりして食べるのは想像を絶する。マーガリンは不味いと思うんだけど、ダンナは「バターは美味しいけど、冷蔵庫から出して常温に戻して使うのがめんどくさい」という。私も常温に戻しては冷蔵庫でまた固めて、また柔らかくして、ということを繰り返していると、あまり美味しくないんじゃないだろうか、劣化しないかな、と思うんだけど。この辺で売っているバターは125㌘。これを消費するのはかなり時間がかかるというか、消費期限内に使いきる自信がない。

値上げを実感したのは、コーヒー用のミルクが値上げした時。私はコーヒーはブラックで飲むんだけど、ダンナはじゃぶじゃぶ使う。「それはもうコーヒーとはいわない」というくらい。そういえば、ダンナのお母さんもミルクたっぷりのコーヒーを好むなぁ・・・。今までは37セントぐらいで買えてたのに、10月ぐらいから48セントに(脂肪分4%の場合)。あと、夜勤明けにダンナが買ってくるチーズパンが値上げした。パン屋が「チーズの値段がまた上がってねぇ。1回目は値上げしなかったけど、今回はちょっときつくなった」というようなことを言ってたらしい。いつもダンナは6つ買ってくるんだけど、「じゃぁ、次からは4つにするよ」と店主に冗談を言ったらしい。でもたいした値上がりじゃないらしく、いつものように6つ買ってきている。小さいパンをドイツではBrotchenという(ちなみに大きな塊は、Brotという)。このBrotchenは「次の日には硬くなって不味くなるんだよ」とダンナがいうので、うちではあまり買わない。不味くなるならそんなにいっぺんに買わなきゃいいのにと思うんだけど、毎朝パン屋に寄るのがめんどくさいらしい。次の日残ったパンは、さらに放置して、パン粉にして冷凍する。使い道があるからいいんだけどね。そういや、来年の1月から電気料金がまた値上げするらしい。最近値上げの話ししか聞かないなぁ・・・・。

2007-10-22

Kneipp

兄嫁が、「ドイツといえばクナイプだよね・・・・って、これしか思い浮かばない」と言っていたので、去年の里帰りの時にクナイプの入浴剤をお土産にした。以前はデカイ容器に入ったバスソルトを見かけたんだけど、最近はあまり見かけなくなった。でも義姉の好みがよく分からないからなぁ、と思っていたとこに、5種類の入浴剤が2ずつの入っているセットを発見した。クナイプ版バブっていう感じ。未体験の香りを楽しめるといって喜んでくれたてよかった。本場ドイツのクナイプおじさんをじっと見て一言、「ドイツのはなんか人相が悪くない?」と言って、日本で買ったというクナイプを持って来てくれた。・・・・日本のはマイルドなおじさんだった。彼女はかなりクナイプ好きらしく、友達の家に泊まりに行った時、ビニール袋に入れて持っていったほど。



極悪人風ドイツのクナイプおじさん。実は神父。今の教皇ヴェネディクト16世も人相が極悪チック。なんでだろう・・・・。


クナイプにはあまり関心がなかったんだけど、義姉が好きだと知って、ドラッグストアーのクナイプコーナーを見るようになった。ここ数年は顆粒状のものより、オイルのもをよく見かける。よく読むとそれぞれの効能が書いてある。どんなものか試しにいくつか買ってみよう。ということで、これからの季節、風邪を引くだろうからと風邪ひき用を選んだ。しかも偶然半額セールになっていたので、購買意欲がますます高まった。あと、野バラ&ラベンダーを・・・新製品というのに惹かれた。これだけではなんなので、奥の方をうろちょろしていると、お試しサイズのものを発見した。普通サイズは100mℓなんだけど、お試しは20mℓで、だいたい1、2回分。これはいいかも。普通サイズのものより種類があまり無いのが残念。でも、他のドラッグストアーに行ってみれば、お試しサイズの種類も増えるかも。



風邪は引いていないけど、風邪用のをさっそく使ってみる。緑の液体で、昔薬風呂に入れられてたこと思い出した。香りはヴィックスヴェポラップ風。鼻詰まり、咳、気管支炎に効く感じ。よく読んでみると、そんな効能書きだった。ダンナ曰く「プルムティン使った?」



鼻づまりのときにお世話になっているプルムティン。ドイツでは定番?



他には、オレンジ、シナモン、グローブなどがミックスされた冬季限定のもので、ちょっと甘い香りがする。あと定番ぽいローズマリー。入浴剤ではないけど、ブドウの種からできたマッサージオイル。肌がばりばりに乾燥するこれからの季節にはいいかも。香りもそれほどきつくなく、長く続けられそう。


ドイツではこの季節になるとバスオイル、泡風呂の素(?)などをよく見かける。クナイプのバスオイルはそれほど泡の量が多くないので、これはいいなぁと思った。泡風呂の素は新製品の季節。冬季限定のもが売り出される。それはそれで楽しみ。身体を温めるというよりは、肌の乾燥を考えた製品がメインで、うっかりすると粉をふくくらいの感想肌の私にはうれしい。

2007-10-19

たこ焼き山本

ダンナはCMが嫌い。CMになるとリモコンでカチカチチャンネルを変える。ドイツのCMは5分くらい。そのうちの1分くらいは番組の案内とか。中継ものの場合には、確かに興ざめしてしまうけど、中には面白いCMもあるんだけどね。この間いつものようにチャンネルを変えていると、ほっぺたでたこ焼きを作っているアジア人を見かけた。急いでダンナにチャンネルを戻してもらったら、やっぱり日本人だった。バラエティー番組の紹介かと思ったら、今度フランクフルトでプレーすることになったサッカーの山本選手の紹介だった。たこ焼き部分は、日本での番組だったみたい。さっそく「あれは何?ここでもやって見せてよ」と言われてたけど、さすがにやらなかった。山本選手はバイエルンからお誘いがあったのだとか。でもその当時は、イギリスでサッカーをしたかったので断ったとのこと。司会者は、「一度はドイツを袖にしておいて・・・・」というのもあったんだろうか?通訳には日本人とのハーフの人がついてた。この人の名前が「Sacchio」と見えたんだけど、さすがにこれは見間違い?だろうけど、「Sachio」にしても最近聞きなれない古風な名前と思った。

最近ダンナは草サッカーチームからブンデスリーグにまで育て上げるゲームにはまっている。たまたま電気屋でゲームコーナーを見かけたら、かなりのリーズナブル価格だったので、即買いしたようだ。前々から興味はあったようだけど、「このゲームにこんなに払いたくない」と当時は言っていたんだけど、「ものすごく興味がある」わけではなかったんだろうな。ということで、ダンナはSachsen-Leipzigの監督としてコツコツチームを育て上げている。数週間やっていて、最近ようやくブンデスリーグにまでのし上がったようだ。ダンナチームのスカウトマンは日本の選手をよく見つけてくる。最初の頃は見向きもされなかったようだけど、現在「Joshuya」という若い選手をgetしたようだ。現在ゲームでは2011-12年あたり。「Joshuya」選手は実在するんだろか?もうストックが尽きて、適当に作ったのかな?「Sagamiya」とか出てくるかな・・・・・ダンナはマリのナショナルチームの監督に抜擢され、マリをワールドカップの優勝国にまでにした。あとはSachsen-Leipzigをドイツで一番のチームにすること。ダンナが不満に思っていることは、いつまで経ってもオリカーンが年間のベストプレーヤーで名が挙がること。「もう年取りすぎて使い物になんねーじゃん」と突っ込みを入れてる。ゲームは2006年版・・・・その当時の価値観とはいえ、もう歳だよね・・・・。



今さらだけど、これは、去年のワールドカップ開催期間中、近くのショッピングセンターに各国の代表選手を展示していたもの。日本は「NAKATA」選手。私は茶髪の「NAKATA」しか知らなかったので、適当な人を「NAKATA」に祭上げたんだと思っていた。「NAKATA」は2人いたのねw。

2007-10-17

背中が痛い

先週から右肩から背中にかけて痛い。特に横になると痛みが強くなるので、夜寝るのがつらい。悪い姿勢でパソコンの前に座っているせいだろうか?学生の頃、モデルのバイトをしたことがある。芸術学部を目指す高校生の予備校みたいなところ。空手教室の師範代が経営してて、「暇ならやらない?」というノリだった。15分くらいだったかな?お立ち台の上でじっと座って、5分休憩。これを1週間ぐらい。気を遣ってくれて、肩をマッサージしてくれたんだけど、この時、かなりの肩凝りさんということが発覚。「日頃から肩の血行をよくすることを気にかけなさい。肩を上下に上げ下げするだけでも違うから」と。でも、痛くならなきゃ思い出さないので、いつも苦しむ・・・・。ドイツにはサロンシップ(これ商品名だっけ?)のようなのが見当たらない。ダンナも塗り薬しか知らないみたいだ。この数日、シップのありがたみを知った・・・・。塗り薬だと、Tシャツにベッタリついてしまって、さらに肌とこすれて、薬が垢みたいにボロボロTシャツにくっついて、自分が垢まみれみたいでちょっとヤダ。ダンナは「この薬は効くから」と塗ってくれるんだけど・・・・。日本に帰ったら、歳も歳なので、今度シップをたぷり買ってこよ。

*まゆみちゃん*
久しぶり。なんだかんだあったけど、免許の書き換えできてよかったよ。ガッコ通うのはめんどくさいいしね。最近車の練習始めたよ。マニュアルで取っておいてよかった。AT限定だったら、免許の書き換えの時の障害になってたかもね、多分。
高速かぁ・・・・制限速度が100㌔というのが場所によってあるらしけど、この辺は制限してるところが少ないのか、みんな好き放題飛ばしてるなぁ。100㌔以上出してても、みんなウィンカーピコピコ出して追い抜いてくよ。高速使う時はトーマスに運転してもらうよ・・・・。

2007-10-07

EUの運転免許証get 4

免許センターに行った2日後、担当の職員から手紙をもらう。大雑把にいうと「精査した結果、住民登録をしてから3年以上経っているので、自動車ガッコに通って試験受けて下さい」という感じ。「ね。やっぱりそうでしょ?つか、2回も役所に通ったんだから、そん時に気づけよ。手数料払わせる前に言えっつうの」とダンナに八つ当たりする。
ダンナ「・・・・今度Bürgerbüroに行って記録を書き直してもらう」
私「そんなことできんの?やらないでしょ、ふつう」
ダンナ「だって、ここに連続して3年住んでるわけじゃないだろ。パス見てみろよ。そん時のビザだって切れてるだろ?それでもここに連続していたというんなら、その期間は違法滞在ってことになるだろ?だったら、入国できないだろ?」
うーん、考え方が違うなぁ・・・・。

Bürgerbüroとは、住民課のようなところ。ほぼ毎日開いている。曜日によっては午前中だけというのもあるけど、昼休みも誰かしらいて対応してくれるし、土曜日も午前中だけど開いている。対応してくれたのは住民票を取ってくれた人だった。ダンナが事情を話すと、職員の人は、「別に結婚してここに住み続けてるんだから、わざわざそんなことする必要ないんじゃないの?」。ダンナがさらに深い事情、免許の書き換えの話をすると、「・・・できないわけではありませんが・・・・・転出を届けなかった罰金として70ユーロいただくことになります」。ダンナは「教習代で1500ユーロ払うよりは安上がりだよ。しかも早いからね」という。職員の人も納得してた。ということで、私のパスポートを見ながら転出届を作ってくれたんだけど、ドイツを発った日付(ドイツでは出入国のハンコを押してくれないんだよね)が無かったので、職員の人が適当に日付を決め、結婚した年に転入したことにしてくれた。ほんとうなら、所轄の外国人局から何かしらの連絡がくるという。登録した外国人のビザが切れるとかそういうのが。ダンナはその外国人局にはあまりいい印象が無いので、「連中は何やってんだかわかんね」と呆れてた。私たちに同情してくれてか、住民票の料金7ユーロはまけてくれた。

その足で再び免許センターに。あまり待つことなく、10分程度で呼ばれた。ダンナが新しい住民票を差し出しすと、担当の人が、「パスポートの記載では1年弱の滞在になっていたから、ビザを発行した外国人局にも確認をして、住民票を発行したBürgerbüroにも確認したけど、特に転出届は出ていなかったようだし・・・・」という。ダンナは「転出届をヘタに出すと、彼女のここでの銀行の口座の維持が難しくなるから。市役所で罰金払ってきたよ」と、多分適当に嘘ついたんだと思う。他の職員の人が「教習代払うよりは安上がりだし、早いからね」と、ダンナと同じ意見。

「ガッコに通ってください」と通知しておきながら、私の免許が出来上がっているか見てくれたんだけど、それは私が転入して3年以上いないのを知っているから、提出する書類によっては免許が発行されるとい認識だったのか。それとも、ただ単に手数料先にもらっちゃったからなのか?「来週当たり免許証ができてるかどうか電話して」ということで、免許は発行されることに。最初に申請しに行ってから約3週間後に免許を取りに行くことができました。

2007-10-06

EUの運転免許証get 3

必要書類をそろえて再び免許センターに。今回担当した人は別の人だった。といっても、同じ部屋で隣り合わせで仕事しているので、支障はないか。この人も日本人がガッコに通う必要があるかどうか調べてたり、試験が必要の無い人の手数料はいくらになるのかを見たり。手数料の件がかなり気になっている様子で、他の職員を巻き込んで何度も確認していた。いくつか書類にサインして、どれが免許証にそのまま写されるかは識別できたんだけど、ドイツのボールペンは書きにくくて思ったようにきれいに書けなかった。マイボールペンを持ち歩くのはドイツでは重要だと思い知らされた。写真だけ引っかかった。「これでは小さすぎる」という。日本からもってきたので、バイトの履歴書に使ってた写真。ビザの申請の時はこれでいけたんだけどな。そいうことで、「近くのショッピングセンターに写真屋があるから、撮ってきて」

ドイツで証明写真は日本のとはちょっと違う。なんか斜に構えた感じで撮る。顔の凹凸を見せるためなのか。デジカメで左右2枚ずつ撮ってくれて、パソコンで「どれがいい?」と聞かれる。ダンナと写真屋がいいと思ったものにした。証明写真って人相悪く映るからあまり好きじゃない。免許センターに戻って写真を渡すと、「じゃぁ、3週間後に免許ができているか確認の電話してください」

帰り道、ダンナがドイツの交通ルールをちょっとずつ説明してくれた。後方にパトカーが見えた。何となくこういうときはお行儀よく運転しなくちゃなと思うだけど、パトカーを追い抜くBMW。しかも私たちも追い抜かす。「え?平気なの?」と、ダンナに聞くと「別に。ここは100㌔までOKだし。それ以下のスピードで走っていたパトカーが悪いんだよ」という。そう、ドイツは特に標識が無いところはでは100㌔OKらしい。住宅街は30㌔、村の中は50㌔と制限されている地域はある。ドイツで運転したら抜かされまくりだろうな・・・・。別に気にしないけど・・・・。

2007-10-04

EUの運転免許証get 2

ドイツのお役所を訪ねる時は、曜日と時間に注意しなければならない。日本のように毎日午後5時まで開いているわけじゃないから。しかも、昼休みが2時間というところもあるし。免許センターは月・金曜日が12時まで、火曜日が8時から12時、お昼休みの後、14時から18時、水曜日は1日中閉館、木曜日は火曜日より2時間短くて16時まで。他の特殊なお役所もこんな感じ。外国人局に行った時、16時の終業のベルが鳴ったら、各部屋から「カチッ」という鍵を締まる音がして、そっこーで職員が退庁してた。

ダンナの勤務時間の都合で、私たちが行けるのは火・木曜日。しかも車で30分かかる不便なところ。日本の銀行のように部署別に番号札があって、自分の番になったら部屋に入る。ドイツでは窓口での対応はしていない。職員は1部屋に2人くらい。こんなんで対応しきれるんだろうかと疑問に思ってしまう。一人につきたいてい2、30分はかかってるようだし。担当の人に「日本の免許証をドイツのに書き換えたいんですけど」というと、「日本は・・・・ガッコ通わなきゃならないかしら・・・・あ、それは免除されますね。アメリカの場合はガッコに通わなきゃならないんだけど」とマメ知識。「必要なものは、写真、住民票、パスポート、日本の免許証の翻訳、手数料35ユーロね。今度持って来てね」という。特に「3年以上住んでる人は・・・」ということは言われなかった。「な、そんなの嘘だったろ?」と強気なダンナ。

免許証の翻訳は結婚のときの書類をお願いしたところでしてもらった。木曜日に持って行って月曜日にはあがっていた。費用は70ユーロ。在独日本大使館だったらもっと格安にできたかも。住民票もその日のうちに取りにいこうと思ったら、月曜日は12時で閉まってた。ということで、火曜日の午後に住民票を取って免許センターに。

「免許センター」と書いているけど、ドイツ語では「Straßenverkehrsamt」という。「交通局」とでも訳すんだろうか?ここでは、車の登録・廃車、外国人の免許の書き換えなどをするところ。ドイツの免許は一生もので、更新とか必要ない。EU圏内だったら、この免許で運転できるという優れもの。ドイツの免許証は紙。それを何十年も持っていればくちゃくちゃになっちゃうのに、最近までこの方式だった。数年前からプラスチックのもに変わって、今までのものも新しいものに換えてくれるという。ダンナのはまだ紙の免許証なんだけど、「そのうちやるよ」といっていたけど、もう忘れてるのかな。この機会にやればいいのに。何度も通う羽目になったのだから・・・・。

2007-10-03

EUの運転免許証get 1

昨日めでたく運転免許証をgetした。9月のあたまぐらいに動き出して、1ヶ月ぐらいかかった。
ダンナが車を買い換えるのに伴って、免許証の書き換え問題が再浮上。今までも何度か言われてたんだけど、適当にあしらっていた。車を買い換えた時期がダンナの夏休みの時期で、その時ふと思いついたようだ。いつだったか、日本大使館の職員の方と書類の提出のことで電話をもらった時に、免許の事を聞いた。
職員「2005年に結婚されてるんですよね?だったら急いで書き換えてくださいね。住民登録をしてから3年以内にしないと、書き換えできませんから」
私「え?期限とかあるんですか?・・・・2003年に登録しっぱなしでした」
職員「じゃぁ、自動車学校通わないとダメですね。私もドイツで取り直しましたよ。ルールは似たようなものですから。難しくないですよ」
う~ん・・・・めんどくさい。ダンナにもこのとこを伝えると、「なんだよそれ。役所の連中はhatokoが何年何処に住んでるなんて興味ないよ。そんなの確かめようないじゃん。要は車運転できればいいんだから。免許センターに行ってたしかめよう」と、ダンナの俺様節炸裂。自分が納得できないことは、信じないので、しょうがないからほっとく。つうか、多分そのうち忘れるよ。

しかし、車を本格的に探し始めてから、「こんどhatokoの免許をEUのに書き換えるんだ」と、あちこちに吹聴しやがる。その度に「すんなりいかないかも。自動車学校通うハメになるかも・・・・」と、ちょっと不安気に私が付け加える。友人の奥さんが「あら、そんなの心配ないわよ。うちの村にいい自動車学校があるのよ。そこ私も通ったんだから、おすすめ」と、ご丁寧に助言が。

ドイツの自動車学校はほとんどが個人経営。普通の家に「自動車学校」という看板があるだけ。日本のように練習場が無い。車の動かし方を習ったら、教官とあちこち走り回る。即仮免状態らしい。教官が自宅前まで迎えに来て、運転席を交代する。私は友人の誘いで学生の頃、未公認の自動車学校に通ってた。仮免になると、担当の先生が迎えに来てくれて、そのまま自動車学校まで運転したりした。雰囲気が似てるかも。最低でも10時間は乗らなきゃ試験は受けられないとか。ペーパーも含めて「そろそろ受けてもいいんじゃないか」と教官が判断したら、公的機関から試験官がやってくるらしい。車王国ドイツならさぞ「一発屋」がたくさんいるだろうと思ったら、自動車学校には絶対通わなきゃいけないらしい。ダンナはちょっと変わってるので、教官とはさぞ揉めただろうなぁ、と思って聞いてみたら、「評判が大事な自動車学校でそんなことになるわけないじゃん。『あそこの教官とケンカした』とか噂になったら大変だし」、そう自動車学校はけっこう競争が厳しかったりする。

新しい車(中古なんだけど)も来たことで、免許書き換え熱が高まり、「今度の木曜日は免許センターに行く」とはりきるダンナ・・・・。

2007-09-29

ハリネズミ

 


ちょっとかわいそうなことをしてしまった・・・・
鼻水をたらすほどビビってた



今日ダンナにインターホンで呼び出された。なんか言ってるんだけど、よく聞こえなかった。鍵がどこか深いところにでも入ってしまって、めんどくさくなったのかな。室内履きのまま降りてくと、アパートの駐車場に変な車の停め方をしていた。「早く早く!!見てみろよ、ハリネズミがいるんだよ!!」と、隣の車の下を指差す。ほんとだー。小さく車の下にうずくまっていた。当人には別に珍しくないんだけど、私が「生ハリネズミ」を見たことないの知っているので、わざわざ車のライトが当たるように、そういう停め方をしてたのか。「ちょっとまって。カメラとってくる」というと、「じゃぁ手袋も一緒に持って来なよ」と、ダンナ。ハリネズミの針はやっぱり痛いのかな?いそいでカメラと手袋を持って下りてくと、ハリネズミがいなくなってた。いや、車の下から出て、タイヤのそばでビクビクしてた。ううっ・・・・かわいそう。雨もぱらついてるのに。ダンナが「アパートの中で写真撮ろう」と言って、ハリネズミを手に取る。そうすると、身を守るようにクルッと身体を丸めてしまった。階段のところに下ろすと、普通の体勢に戻ってた。まだ若いハリネズミだという。小雨がぱらつく中、戻すのがかわいそうだった。ダンナは適当なところに放すので、「雨宿りできるところにおいてよ」というと、「ハリネズミには雨なんか関係ないよ」って。

今の時期はハリネズミが活発に活動するとか。冬眠に備えて食べまくったり、寝床を探したり。
私「ハリネズミは何食べるの?栗とかクルミとか食べる?」
ダンナ「そんなもん食べないよ。果物、野菜、昆虫とか。ミミズ、ナメクジなんか好んで食べるよ」
へー。リスは好みを食べるのにね。まだその辺にいるだろうから、ビビらせたお詫びに洋ナシでも持ってってあげようかな、と思ったけど、冷蔵庫に入れてしまったのと、確かこの先に洋ナシの木があったな・・・・。
「大人のハリネズミはもっとでかいし、丸まったらかなりの時間そのまんまだよ。ヤツは丸まってもすぐ外の様子を見たがってたよ」と、ダンナ。ほんと、かわいかったなぁ、小さくて。残念ながら家の中じゃ飼えないけど・・・・。友人宅の物置で一冬ハリネズミが冬眠してたとか。春になったらいつの間にか出て行っちゃったらしい。

2007-09-28

キノコ

もう9月も終わりですね。庭にある木々も黄色く色づいてすっかり秋っぽい。この季節になると、なぜかダンナは「キノコ狩りに行く」とはりきる。キノコ類食べないくせに・・・・。キノコ狩りにもってこいの日は、ちょっと湿った天気の後、晴れの日が適度に続くといいらしい。そういう日と彼の休みの日はなかなか一致しない。先週「明日はキノコ狩りだ」と言い出すので、「じゃぁ、早く寝ないとね。で、何時に出る?6時?」と聞くと、「8時か9時くらいで十分。明日はドレスデンだ!!」とちょっとテンション高め。って私はあまり乗り気じゃなかったりする。2時間くらい森の中をほっつき歩いて、結局何にも見つからず、「ここまで来たんだから、ドレスデンの中心地も散策して、じゃなかったらマイセンにでも・・・・」と妄想を膨らませていたんだけど、ダンナが12時過ぎまでネトゲをやってて、結局起きられずに中止。夜に天気予報見て思いついたイベントだからしょうがない。


スーパーではいろんなキノコが並んでたりする。市場はもっといろんな種類のキノコが並ぶ。「Shitake」というのを見つけた。あのシイタケなんだろうな。まだ買ったことないけど。この辺には新鮮な野菜の市が立たない。せいぜい衣類や日用品などを売る露店が並ぶ程度。スーパーでも運がいいと新鮮なパック詰めのマッシュルームを買うことができる。量り売りのところもあるけど、そういうのはたいてい肉詰めにして焼くようなでかいマッシュルーム。パック詰めのは250-500gと、わりと量が多めだけど、半分くらいマリネにする。半日くらいマリネ液につけておくだけでいい酒の肴になる。マリネにはちょっと玉ねぎを使いたいのだけど、小球でも1回で使いきれない。球根みたいに小さな玉ねぎもあるんだけど、毎回見つけることができない。エシャロットはたいていどこでも置いているようなので、エシャロットを使うことに。これだと、半端も出ずに1回で使いきれるし、買う量もそんなに多くない。そう、うちでは玉ねぎの使い道あんまりない。ダンナは昔「俺は玉ねぎとトマトのアレルギーなんだよ」と言っていた。数年前、「ただ単に嫌いなだけなんじゃん」と気づく。時々義母の料理の話しを聞いていてそう思った。アレルギーだったら出汁に玉ねぎは使わないだろうし、エキスなんてだめじゃん。あまりにも好き嫌いが多いので、ちょっとアレルギーを入れてみたかったんだろうな。


おじさんのところ裏庭にでかいマッシュルームが毎年出るという。「それは本当にマッシュルームなの?安全なの?」と聞きたい。マッシュルームに似たようなのがうちの近所でも見かけるけど、誰も気に留めないようだし。毎年食べてるようだしから大丈夫なんだよね。うちのアパートにもキノコが出る。最初見たときは「犬のか?それとも近所のポニーが散歩の途中にここで・・・・」と思ってしまうくらい微妙な色合い&大きさ。誰も取らないようなので、食べられないようだ。



うちのアパートで見つけたキノコ

2007-08-05

おう、それは知らなかったよ

いつだったかな?二人でテレビを見てたら、ビートルズのドキュメンタリーの予告が流れた。それを見てダンナが、「ビートルズの4人目って誰だっけ?ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター・・・・あと誰だっけ?」と聞く。うーん・・・・私に聞かれてもなぁ。2人ともパソコンの電源を落としちゃったので、わざわざ立ち上げてまでのことでもないし・・・・・。もしかしたら、電子辞書の人名辞典に載ってるかも、と見てみたら、載ってたよ、ジョージ・ハリソン。電子辞書はそんなに新しいものじゃないけど、載っているもんなんだなぁ、と感心した。他にどんな人物がいるかなと、いろいろ見てみた。サルトル、メッテルニヒ、ビスマルク、カミュ、カフカ、トーマス・・・。載っててもおかしくないような人選だけど、適当に思い浮かんだものを引いてみた。ニーチェ・・・・ドイツ人だったんだ。知らなかったよ。何となく東欧の人かと思っていたので、ちょっとびっくり。ダンナに「ニーチェってドイツ人なんだね」って聞いたら、「うん。そうだよ。彼が生まれた村はリュッツェンの近くだよ。リョッケンだったかな。ここから・・・車で30分くらいかな」という。おーそうなんだ。この辺は意外にも歴史的な場所でもあったりする。リュッツェンはスウェーデン王グスタフ・アドルフが殺されたところで、彼のお墓のような慰霊碑みたなものがあって、教会も併設されている。なんでも、彼の心臓は母国に持ち帰られたけど、他の内臓はうちの近くの村の教会に埋葬されているらしい。そういや、「リュッツェンの戦い」というのを世界史で出てきたなぁ・・・・。


ダンナに「ニーチェ読んだことある?」ってきいたら、
「読んだことないよ。とりあえずこの辺の偉人だから」
アニキの本棚にあった「ツァラトゥストラ」を数ページで挫折した口なので、読んでたらすごいなぁと。意外にも本を読んでたりする人なので。
「そういや、アニキの本棚に「我が闘争」があったよ」ってダンナに言ったら、
「へー。読んでみたいとは思うんだけど、ドイツじゃ発禁本だから買えない。大学の図書館でしか読めないよ」
ヒトラーに関してはかなり神経質なドイツ。ハーケンクロイツのマークをつけてるだけでタイーホ。でも、ほんとに買えないのかドイツのアマゾンで調べてみた。英語版はあるけど、ドイツ語のは書評のようなものしかなかった。でもCD本はぎりぎりセーフらしく、見つけることができた。厳しいのぅ・・・・。「じゃぁ、今度日本で探そうよ」って言ったら、「それもいいね・・・。でも運悪く税関で荷物の中調べられたらヤバイからねぇ・・・・」と、ちょっと弱気。スピード違反をして捕まって、なぜかおまわりさんに逆ギレして、中指立てたという逸話(その分がっつり罰金上乗せ)からは想像もつかないんだけど。
そうか、ニーチェの村が近くなのか・・・・。天気がよかったら自転車で回ってみよう。

2007-07-30

トイレットペーパー

環境王国ドイツのトイレットペーパーは、灰色またはわら半紙のようでな色でちょっとごつごつしている。いかにも「再生紙100%使用」というもので、一応2枚重ねになっている。でもこれは公共施設・学校、お店等で使われているもの。ご家庭用のはちょっとゴージャス。2枚、3枚重ねは当たり前で、4枚、5枚重ねというのもある。うちは4枚重ねまでは使ったことはある。ドイツ版「生活良品」みたいな感じで売られている「Ja」というところの製品。使い心地は、特別やわらかいとか肌触りがいいとかというのは感じなかった。ちょっとパリッとした感じ。ちゃんとした製紙メーカーのものを使っていれば病み付きになるくらい夢中になれたかもしれないけど、別に「病んでいる」わけではないのでそうこだわらない。ということで、うちは3枚重ねを愛用している。3枚重ねでも事足りるし、使っていた4枚重ねはなんとなく「糊がきいている」感じでやけにパリパリしすぎてて好きになれなかった。普通のご家庭ではどうか?私が訪問した家々ではほとんどが3枚重ねを使っていたので、3枚重ねはドイツ一般家庭では標準なのかもしれない。ダンナの両親のところでは一時期、柔らかな4枚重ねを使ってした。冬場によく鼻をかむので、手軽に使えてすぐに流せるトイレットペーパーが便利だからとか。一般的なのはポケットティッシュ。これが食事のナプキンの親戚みたいに厚くて丈夫。4枚重ねがデフォみたい。1回鼻をかんだぐらいで捨てるにはもったいない感じで、たいていは2、3回くらいは使う。なので、年々その強度と肌触りのよさは改良されている。ここ最近はローションティッシュのようなもの、鼻をかんだ後すっきりするようミント系の匂いつきというものが出ている。私としては家で携帯用のポケットティッシュの袋を破って使うのはちょっとためらってしまう。ドイツでも最近ボックスティッシュを見かけるようになったけど、みんな使ってるのかな?この間セールになってたので、ためしに買ってみた。ポケットティッシュをそのまま箱に詰めたもので、一箱に80組(枚)入ってる。


環境問題で「2枚重ねよりも1枚重ねを買いましょう」というのを日本で聞いたのを思い出して2枚重ねにするか3枚重ねにするか考えたことがある。私の場合、切り取り点線がついていたらその通りに使うタイプ。わざわざ中間部分や点線目の前で切ることはない。3枚重ねの場合は4区切りのところで切っている。2枚重ねの場合は5区切りが安心して使える厚さ。1ロールの長さは何枚重なっているかによって違うけど、ロールの大きさ区切りの長さはほぼ同じ。いくつに区切られているかは2枚重ねの場合は今となっては不明だけど、今愛用している3枚重ねは200区切り。2枚重ねの方が長くて長持ちしそうだけど、1回の消費量は多い。結果的には1ロールの消費速度はたして変わんないじゃないかと。どうでもいい考察をしてみました。

2007-07-28

ツール・ド・フランス

といってももうそろそろ終わりそうですが。毎年楽しみにしているわけじゃないんだけど、ダンナが見るのでつられてみてる。知らなかったんだけど、ツール・ド・イタリア、スイス、スペイン、ドイツというのもあるらしい。今年のツール・ド・フランスは、ロンドンを出発してゴールのパリを目指す。最初はフランス国内だけだと思ったけど、実際はその周辺国をちょろっとコースに混ぜたりしてる。フランスの田舎の町並みはドイツのそれとは大して変わらないと思ってたけど、「ドイツはオレンジ色の屋根が多いかな。ドイツで好まれている色だから」とダンナ。ネイティブは見るところが違うんだな、と関心。ヨーロッパでは自転車競技は人気があるのか、普段から競技用の自転車&ウェアーを着て汗を流している人を多く見かける。中継を見ていても、その人気のすごさが分かる。沿道での応援、山の上での応援は凄まじい。場所的には選手がそんなに早く漕げないところ。お気に入りの選手・自国の選手が通ると、駆け足で疲れるまで追いかける。応援してくれるのは嬉しいだろうけど、時々ちょっと邪魔だったりする。いい塩梅のロン毛男が赤いヒモパンで選手をひたすら追いかけていたのが印象的だった。ちょっと間違えたら警察沙汰だろうけど、競技中はOKらしい。山頂から下るところはさすがに応援の人は少ないけど、山頂付近ではかなり賑わう。ここでの応援は割と重要だったりもする。天気が悪い時は、沿道の人が新聞を渡したりする。選手も普通に受け取ってる。なんでだろうと思ったら、「下る時は自転車でもものすごいスピードが出る。新聞紙をウェアーの下に入れて体温の低下を防いでるんだよ。下りきったら捨てればいいしね。普段はそう何枚もウェアーを重ねて着てらんないからね」らしい。いい話だ・・・。


競技は12時ぐらいに始まって、17時ぐらいにゴールするというのが3週間続く。「おなかすいちゃうなぁ」と思ってたら、チームの車が伴走してころあいを見計らって、「おやつ袋」を渡してた。飲み物はもちろんだけど、他は何が入っているのかはよく分からない。去年はバナナを見かけた気がした。応援してる人からも飲み物をもらったりもしている。おやつ袋は用がなくなれば、適当に投げ捨てる。それをファンが拾って持ってかえる。ドイツでも自転車レースがあるらしいけど、こっちの方にも来るのかな?近くに来るようだったら見に行ってみたいな。

2007-07-25

今週から夏休み

ザクセン州では今週から夏休み。その初日からうちの村周辺では8-14時まで停電。このことは1ヶ月前からお知らせがきていた。年に1回長時間の停電はここでは当たり前のことらしい。あと断水もあるんだよね。停電の話をペトラしていた時、
私「そういや、夏休み初日だね」
ペトラ「そうなのよ。家に居てもしょうがないから、子供連れて動物園にでも行こうかと思って」
6時間も停電だもんなぁ・・・・。確かに家に居てもしょうがない。
ペトラ「うちは出かけるの早いわよ。8時のバスで出かけるの。子供たちがマックで朝食を楽しみにしているの」
どこでも子供はマック大好きなんだなぁ。でもこの間の土曜日に「ああ、あそこのマック移転しちゃったよ」と、おじさんとこのバイトの人から聞いて、ペトラはちょっとショックだったみたい。ライプチヒには古い建物が、といっても、旧東ドイツ時代に建てられたアパートやビルなんだけど、これを壊して新しいショッピングモールを作るというのを新聞で見かけたことがある。中央駅の周辺になるんだけど、確かにこのあたりはみすぼらしかったろする。ダンナが言うには、その辺にワーグナーの生家だか住まいがあったらしい。今は汚いビルが建っているけど。


おじさんのところは、ペンションの朝食が問題になる。でもおばさん曰く、「泊り客が遅くおきてきたら、朝食は無しね」と、あっさりしてる。
今週はダンナが遅番なので、私は特別出かけなかった。朝飲むコーヒーと仕事にもってくコーヒーを停電前に作っておかなきゃならない。日曜日にも「あ、そうだ。7時にはコーヒーとお湯を沸かしておかなきゃならないんだ・・・・」ってみんなで話してた。この時間帯は電気使用率が高かったかもしれない。

2007-07-16

久しぶりの30度超え

先週の天気予報で「週末あたりから気温が高くなり、気温も30度超えるでしょう」というようなことを言っていた。「いまいち信用できないよねぇ。今日は20度超えるか超えないぐらいだし」と、ダンナと話していた。土曜日あたりから暑くなって、日曜日はうだるような暑さだった。天気が急激に変わるので嫌になる。


ここ数年、ヨーロッパでも30度を越えるのが当たり前になっているためか、保温加工したバックや保冷材などがスーパーで見かけるようになった。以前は、保冷材はあまり見かけなかったので、里帰りの時に家にあったのをくすねてきてた。冷凍食品のコーナーに店の名前が入っている何度も使えてちょっと丈夫な保冷袋は普通に売っているんだけどね。因みに、普通の買い物袋はたいていレジのところでしか買えない。ドイツでは袋を買い物カゴ代わりにしてる人が多く、レジ前で袋から商品を出してる人をよく見かける。保冷袋の場合も同じ。商品として陳列してある冷凍袋と家からもってきたのとどうやって区別してるんだろうと、思っていたら、この間その謎が解けた。新品の袋にはレジで袋の内側に(レジ担当者の?)名前らしきものをボールペンでいちいち書いていた。ドイツにはお店独自のテープというかシールがない。シールだと何度か使っているうちに取れちゃうし、ボールペンだったら、インクが消える頃には新品には見えなくなっているだろうから、確実かも。あと、保冷材が付いているタッパも発見。中央に保冷材があって、その上下に物を入れられるようになっている。「すばらしいぃ・・・・」と、思わず買ってしまったけど、付属の保冷材がないとふたを閉められない仕組み、保冷材の辺の部分に突起があって、そこに上下の容器をパチンと留めるようになっていて、買ってから気づいた。


私は自転車での買い物が多いので、布製の大き目のバックがあればいいなぁと、思ってたんだけど、見当たらない。保冷加工をしたピクニック用のリュックを見つけたけど、何となく大げさで、周りの人はピクニック用と知っているだろうし、「あの人、間違ってる」と思われるのもちょっと癪だったので、買うのをやめた。結局、500㍉㍑のペットボトルが6本入るという小さめのバック(保冷材つき)で妥協した。色とか気に入らないんだけど。そうしたら、最近になっていろんな種類のを見かけるようになったんだよね。また失敗したよ・・・・。

2007-07-14

梅雨のような天気

今週は、というより、ここ2週間ほど雨が降ったり止んだり、曇ったり、風が強かったり、時々晴れたり。天気の変化がめまぐるしいです。「買い物へは今がチャンス」、と思って出かけると、サーッと途中で雨に降られる。大して濡れはしないけど。こんな天気が続くと、田舎の道ではカタツムリやナメクジがワラワラと出てくる。カタツムリを見ると梅雨を思い浮かべてしまう。ここのはものすごくデカイのでちょっとグロイ。デカイカタツムリはタニシのようにとんがった殻を背負っている。いつもは湿ったところで大人しくしているのに、雨上がりには行動的になって、表に出てくる。なるべく踏まないよう注意しながら自転車をこぐ。行きにものすごく立派なカタツムリに出会うけど、帰りには踏まれちゃっている。幅1㍍ぐらいの道でもかなり時間がかかってしまう。渡りきることはできないんだろうな・・・・、いや、できるんだろうけど、どうやら途中で休んでいるみたい。道の真ん中やあと一歩で草むらに、というところで留まっている。助けてあげたいけど、デカイので手でつかめない。デカイカタツムリの肌は鱗のようなもようがくっきりしていてグロイ。以前、テレビでロシアの小さな村のドキュメンタリーを見た。そこでには電気を使ってなかったのかな?村の女の人はカメラに映るのを怖がっていた。「魂をもっていかれそう」とかいってたかな。その村でのちょっとした食事会のご馳走にと、子供たちが森でカタツムリを捕まえてた。やっぱりデカかった。幸い、ドイツでは食べないようだ。


来週は気温が30度を越え、また夏らしい日が始まるという。今日はやっと20度越えたか超えないかなので、あまり信じられない。そういや、ドイツでは25度とか30度超えたら、学校が休みになるというのがあった。どこかの州の市役所や役所もそういう制度があった。最近は30度近くになるのも普通なのでなくなったのかな?7月23日からザクセン州では夏休みが始まる。夏らしく暑くなればいいんだけど。

2007-07-11

7月7日

「この日は結婚ラッシュだってよ」と、先週ダンナがラジオか何かで聞いたらしい。一瞬「七夕だから?」と思ったけど、ドイツにはそんなのないや。この日は07.07.2007と7が三つ揃うので、みんな結婚式を挙げたがるのだとか。それにちょうど土曜日なので、お式も挙げやすいし。ドイツでの結婚式は市役所のようなところで挙げる届出婚。結婚届を30分くらいかけてするみたいなもので、事務的な手続き。この後、教会でお式を挙げる人もいたり、市役所での手続きで終わりにしたりといろいろ。私の場合は、私がキリスト教徒じゃないので、教会での挙式はしなかった。なんか講習を受ければ挙げることも可能という話しも聞いたけど、教会で挙げたいという願望はなかったし、「何となく教会で挙げたい・・・・」というのはちょっと失礼だろうし。最近は、市役所での届出婚だけで済ませる人が多いとか。ということで、この日の結婚式はだいぶ前から一杯になってしまったという。あまりにも希望者が多いため、手続きの開始時間を朝の7時からにした市役所もあるほど7月7日は大人気。日本では、これに七夕要素が加わるから、さぞかし多かっただろう。来年は8月8日の結婚式が多くなりそう。そしてこれが、2012年まで続くんだろうな

2007-07-05

血液型

欧米の人たちは自分の血液型を知らない人が多いらしい。日本人は90%ぐらいは知ってるよね、多分。でもO型の人はあまり拘らないというか、昔職場で自分の血液型を知らないという人がいて、数日後「O型だって」とどこかで調べてきたらしい。ダンナも自分の血液型を知らない。でも、とりあえずどんな型があるかは知っているらしい。
私「なんで知らないの?どっかで検査とかしないの?」
ダンナ「知る必要なんかないじゃん。検査なんかしたことないね」
私「病院に担ぎ込まれた時知ってれば便利じゃん」
ダンナ「そんなの本人が言っても病院でちゃんと検査するから、知ってたって意味ないじゃん」
ドイツ人らしい答えだ。
私「そういや、バイクで事故って入院したことあるんでしょ?そん時聞かなかったの?」
ダンナ「聞いたかもしれないけど、忘れた。関心ないし」
ダンナの身内で唯一知ってる人がいた。違う村に住んでいるおじさんの奥さん。そのおばさんはAB型のRh-なので、知っておく必要があるらしい。

血液型で人の性格の判断材料にするのは日本ぐらいで、あまり科学的根拠はないとか。でも、ダンナの身内の性格・行動から、血液型を何となく想像してしまう。レストランのおじさんはB型くさい。わりとマイペースで、のめりこむとすごく夢中になるけど、すぐ飽きる。同じにおいがする。みんなが忙しい時に最近読んだらしい本について、甥っ子を捕まえて延々と話したり、「最近オペラを聴くんだよ」と私にいろいろと説明して、片づけをしている時は大音量でオペラの流す。でもそれは2月くらいまで。最近は普通のポップスなのかロックなのか、今時の音楽をながしている。おばさんはA型かな。曲がって置いてあるものはすべて正す。話をしながらでも、あちこち正す。ダンナはO型だと思う。あまり細部に拘らず、その場の雰囲気で物事を決める。数日後、設定がちょろっと変わってる。もうその時の雰囲気じゃないから。義母もあまり細かいことに拘らないかな。義父はA型ぽい。出したものは元通りに片付ける。記念日は忘れない。結婚記念日には義母に毎年花を贈ってるらしんだけど、彼女は「あら、なんで花をくれるのかしら?」と時々いうらしい。こんな風に想像してみても、確かめる術がないんだけどね。

2007-07-04

7月から電気料金値上げ

昨日の夜、ダンナがトイレから出てくるなり、キッチンのテレビの主電源を切る。「今度からここを消すようにしよう。今月から電気料金が値上げだってよ。しかも15-20%だよ」という。トイレで新聞読んで情報を得たらしい。なんでもドイツ全土で電気料金を一斉値上げとのこと。それは知りませんでした・・・・。ダンナの省エネは金銭が絡むか絡まないかが基準みたいだ。うちにはテレビが、居間とキッチンにある。ダンナは音がないとイヤなのか、朝起きるとプチッとテレビをつけ、家に帰ってきてテレビが付いてないとプチッと付ける。しかも、キッチンから居間に移動してもキッチンのテレビはつけたままで、居間のテレビをつけて、PCを見る。そんで、PCを消した後に、ソファーに座って10分くらい見て終わる。そんなのテレビつけてる意味ないじゃん。あと、DVDもつけっ放し。誰も見てないキッチンのテレビを消すと、「お前はPC使ってなくてもつけっ放しで、テレビは消すのな」という。確かに私も変なとこはあるんだけど、テレビをつけっ放しにすることにあまり慣れてない。実家でもあまりテレビ見なかったし、最近新鮮味がない。


「ふーん。じゃぁ、PCやオンラインゲームも控えなくちゃね」といってみると、「それは変えるつもりはないし、我慢はしない。テレビの主電源を切るのはたいした手間じゃない」という。まぁ、確かにね。でも、「15-20%の値上げ」がちょっと衝撃的で、何となく実行したくなったんだろうな。どうせすぐに忘れちゃうよ。

2007-07-03

ペトラの憂鬱

ここ2週間ほど天気が不安定。先々週は朝っぱらから雷と豪雨。1日の始まりからうんざり気味だったんだけど、幸いこの辺は大したことがなかった。午後にはいつものように買い物行けたし。午後のニュースを見るとオーストリア・スイスの国境辺りとドイツ北部で大水の被害が出たとか。先週はずっと風が強くて出かけるのが億劫だった。なんとなく肌寒かったりする。今週一杯いい天気は期待できなさそう・・・・。

最近ペトラは子供の進路で悩んでいる。以前、長女のアレックスが留年しそうだという話を聞いてそれっきりだったんだけど、実は半年留年してたらしい。半年単位で留年できるのは知らなかった・・・・。なんでもクラスの雰囲気が悪いのだという。うちの近所にはGrundschuleといって1-4学年までが通う。ここは何となく「お金持ち組み」と「庶民組み」というのができているらしい。そういえば、うちの村には意外とお金持ちが住んでいたりする。私が住んでいるところは村の入り口に近いのだけど、奥の方へ行けば行くほど「ハイソ」らしい。ここでは、お金持ちは村の外れ外れの方に住む傾向にあるのだ。アレックスは今年で14歳なので本来なら8学年?今度の9月で7学年になるのかしら?ドイツの学校制度は複雑で何度聞いてもよく理解できないんだけど、5、6学年が進路を決める2年間で、この時期、「大学進学」、「職業を学ぶ」、「義務教育をとりあえずこなす」という感じなのかしら?とりあえず、10学年までは義務教育。義務教育の長さも州によって違うという。9年のところがあるんだったかな?ダンナは旧東時代の人なので、「今のは分かんないよ。俺らの時は、全員が10学年まで通って、そこから大学に進学したい人だけが2年間余計に学校に通ったんだもん」という。

ペトラはできれば大学進学を考慮に入れたGymnasiumに通わせたかったらしい。でも、Gymnasiumに通うには成績が悪く、もう1度留年しなければならないとか。アレックスは「ガッコはあと3年で十分」と言い張ってもう行く気がない。彼女の夫のペーターは「本人にやる気がなければしょうがない」と、あまり子供の進路にあまり干渉しないらしい。そんなことをこの間のお誕生パーティの準備の時にお母さんと話していた。時々義母が説明してくれたんだけどね。義母も「しょうがないわねぇ・・・・」というほかないみたいだった。それで今度はマークスの番。この9月で5学年になるんだけど、最初から「僕も10年通えばガッコはもういいや」と言い始めてるらしい。



6年前のマークスとアレックス。アレックスはすっかり今時の女の子に。


前にも書いたことがあるけど、ドイツではGymnasiumに行かせたがる親が増えているという。Gymnasiumから他の学校、Hauptschule、Realschule、Gesamtschuleへの上からの変更は簡単にできるけど、逆は難しい。ペトラもその辺のことを心配しているんだろうな。特にHauptschuleは他の学校と比べてかなりレベルが低くなりつつある。ここには、外国人の子供が多いという。彼らは途中からドイツの学校に通うことになって、難解なドイツ語を学ばなきゃならない上に、他の学科も自国のより進んでいたりで、結局、この学校しか選べないのだという。そんな傾向は田舎にも広がりつつあるんだろうな。

2007-06-17

さくらんぼ

さくらんぼの季節、といってもちょっと盛りは過ぎてしまいましたが、家のあちこちでさくらんぼがなっている。うちのアパートのさくらんぼも鈴なり状態。でも、誰も取らないみたい。手の届くところのは、ちょっと赤みがある程度だけど、上の方は真っ赤。甘くて美味しそう・・・・。

昨日、おじさんのところにボール一杯のさくらんぼが置いてあった。けっこう熟していて、誰か上の方のをがんばってとったのかな?仕事をしながら時々つまんでた。仕事が終わり、ペトラとビールを飲んでいる時に、何気にまた摘んでみた。するとペトラが、一つ取り出して、半分に割って見せた。すると虫が1匹入っていた。
「そんなに多くはないけど、木になっているのは時々気をつけないとね。マークスも食べたことあるし」
ボールの中から虫が這っているのをまた取り出す。
どおりで誰もつままなくて、それは家にさくらんぼの木があったり、もう食べ飽きたとか、珍しくないとか思ってたけど・・・・知らずに3粒食べちゃったよ。確率の高いロシアンルーレットですか?消化を助けるというハーブ酒(アルコール40%)をくいっと引っかけました。うちのアパートのも摘んだことあるんだよなぁ・・・・。

2007-06-16

給食の話

ドイツにも給食があるという。前の週にメニューが配られて、自分が食べたい物にだけお金を払う、というか、チケットを買うのだという。食べるところは食堂とか校庭とか自分の好きなとこで適当に食べるらしい。時間も11時過ぎには食べることができたという。ドイツには給食なんてないと思ってたので、話題にしたことがなかった。なんで給食になったかというと、発端は牛乳だった。私は牛乳が嫌いなので飲まない。ダンナは1回に1㍑は余裕で飲む。でもそれは、家のコーラが切れたときの話で、実はコーラが大好き。アメリカにかぶれやがって、と思いつつ、頼まれれば買い置きしておく。ダンナは「牛乳はいいぞ。身体にいいんだぞ」と、ありきたりなことを言いながら、私の前でごくごくと飲む。「小・中学校でなかば強制的に飲まされたので、もう飲む必要はない」と、言うと、「俺らも学校で飲んでたなぁ・・・・。毎日当番が牛乳を教室に運ぶんだよ」と。それから給食の話になった。

ダンナは好き嫌いが激しいので、よく給食なんて耐えられたなと思ったけど、嫌いなメニューの日はお弁当持参か家に帰って(ガッコから2、3分のところにおじさんのKneipeがある)、適当に食べたらしい。
「月曜日は必ずEintopfだから、食わなかったね」
Eintopfというのは「一つの鍋で作る料理」で、シチューとか具沢山のスープみたいなの。得体の知れない、というか、ダンナ自身で確認できない野菜がてんこ盛りに入っているので、ダンナは大嫌い。でも、豆の類は好んで食べる。
「そういや、金曜日は必ずGriessとかMilchreisだったから、外せなかったね」
ドイツで昼食は暖かい食事。このGriessというのは麦なんだろうか、穀物でキビよりも細かくて、これを牛乳と砂糖でぐつぐつ煮る。Milchreisは煮るものがお米になる。冷たいMilchreisは食べられるけど、この温かいのは私はダメ。ダンナは2人前をペロリと食べてしまう。ザクセンではこれを土曜日のお昼に食べるところが多いらしい。インスタントのMilchreisも売っているけど、お米と自分の好みの味付けで作る人もいるけど、米は洗わず牛乳と煮るんだろうなぁ。・・・・と書いておいて気づいたけど、既製品のMilchreisも米を洗ってないんだよね。

この間のパーティで、ダンナがペトラと給食の話をしてて、盛り上がっていた。なんかちょっと羨ましかった・・・・。

2007-06-14

太った

ここ数ヶ月、「週末はおじさんとこのバイト」が普通になっているせいか、太った。いつものジーンズを穿いてもあまりピンとこないのだけど、ナマ腹を見ると確実に弛んできてる。夜バイトに入ると、ペトラがいつの間にか適当なものを見繕って、「まぁ、適当につまんで」と置いてくれる。厨房の火を落とす前の夜10時で、普段イカ料理にありつけない生活の身には魅力的なイカリングだったり、ピリカラのチキンウィングだったり、スパイシーなポテトフライだったり・・・・。手っ取り早い「揚げ物系」が夜食になるのが多い。そのまま食べても美味しいのだけど、ツァツキーというニンニクのきいたサワークリームやらサルサソースをつられて付け食べたり。自分のところでは、揚げ物は部屋が臭くなるのであまりやりたくないし、イカリングはダンナが嫌い(やっぱり「地を這うもの」はイヤなのか?)なので、そんなに買えないし、買ったところで食べきれない(続けて食べるのはイヤ)。極めつけが、「暑いね。飲む?」と、ビールを出してくれる。そして、仕事あがりにも1杯引っかけて、その日のことを話したり、次の日の予定を話したりして、「じゃぁ、またね」と帰るのが習慣になってる。ということで、「一家に一台あったほうがよい」と、いつも行くスーパーで見かけたので、体重計を衝動買いした。この体重計は水分、筋肉、脂肪も一緒に測ってくれるらしい。そういや、ずいぶん前に流行ったよね、こういう体重計。最初の2、3日はいろいろといじくりまわしたり、ダンナと数値の競争して遊んでたけど、今は落ち着いて、3日にいっぺんくらいのって一喜一憂してたりする。

以前はダンナの両親のところにお茶を飲みに行ったついでに体重を計ってた。ダンナは「いつも変わらない」ことを自慢してた。私は1キロぐらいを増減したり。ダンナの母は「痩せた?」と気を遣って聞いてくれてたりする。両親のところの体重計が壊れてしまったので、半年くらい体重を計ることがなくなったんだけど、その頃と比べて3キロぐらい太った。3キロ・・・・簡単に落とせそうで落とせない微妙な数値。

ダンナの母とペトラは昔はかなりスマートだったらしい。2人とも子供の頃は体が弱かったのだという。「ペトラが生まれた時は大変だったのよ」と義母。なんでも義母と義父の血液なのか遺伝子レベルでの相性が悪かったのか、生まれてすぐ輸血が必要だったという。1ヶ月ぐらいペトラはそのまま入院して、義母はものすごくつらい思いをしたという。「でもね、この間お昼にアイスバインをかぶりついている彼女の姿を見て、弱かったのが嘘のよう」と、感慨深げに話してくれた。義母は「産後の肥立ち」が良かったのと家業を手伝ってから、ペトラもおじさんところで働くようになってから、「かなりふくよかになった」という。義母は長いこと医者の指導でダイエットをしている。ペトラはあまり気にしていないよう。「あー食べ過ぎた」と、いってはハーブ酒を流し込む。私もこの道を辿ってしまうのだろうか・・・・・。

2007-06-13

兄弟仲睦まじく

パーティー当日の午前中、義母から「ちょっと手伝いに来て。10時ぐらいでいいから」と、いうので、その言葉を真に受けて出かけたら、ペトラと義母はすでに来ていて、ちょうど朝ごはん&コーヒータイムがが始まるところだった。2人は9時くらいから始めてたみたい。ドイツでは朝食はちょっとコーヒーを飲むくらいで、10時くらいから朝食のようなものを食べる。義母はあまりやる気がないようだった。本当は街でみんなと食事をしたかったんだけど、義父が「おじさんとこのKneipeでやる」といってきかなかったらしい。おじさんのとこらだったら、天気に合わせて場所も設定できる。ちょうど月曜日は定休日なので、内輪だけで楽しめる。おじさんとこでパーティをやると聞いた時、ダンナは「なんだよ、弟招待しといて働かせるのかよ」と笑っていた。シルビアからは「月曜日は働いてからお祝いよ」と言われたので、「まさか、私が皿洗いに入るの?」と内心びくびくしてた。実際にケルナーとしてきたのはいつもパーティの時に来てくれるアンドレアスと、皿洗いはペトラの友人。ペトラが朝食を摂ってる間、義母は何度か立ち上がって「もう始めようかしら・・・」というんだけど、ペトラが「あと5分くらい座ってられないの?まだご飯食べてんだから」と、たしなめる。義母はちゃっちゃと終わらせて帰りたそうだった。私がしたことはサラダを作って、テーブルのセッティングを手伝ったくらい。

パーティは17時半からというので、少し早めに家を出る。この日は夕立もなく、外での食事にはもってこい。ロースターを用意してたので、炭火での虹鱒のホイル焼き、焼きソーセージ、ステーキが食べられる。私たちが来たときにはまだあまり人がいなかった。義父はもう自転車を贈られてて、「お前知ってたのか」と、先週ダンナが自転車買いに付き合わなかったのを知った。ダンナがプレゼントを渡すと、さっそく中身を見てくれた。この腕時計、ダンナ的にもかなり気に入っていて、店で包んでくれた包装(といっても、開閉自由な袋にリボン付けてくれただけなんだけど)を解いては毎日見ていた。おかげで、義母の手伝いの後、ラッピングの材料を隣町まで買いに行く羽目になった。義父も気に入ってくれて、さっそくはめてくれた、よかった。

お客さんはほんの身内とごくごく親しい人たちで、30人くらい。両方の兄弟も久しぶりに全員集まって、それぞれの近況を語ってた。それぞれの兄弟で固まって、持ってきた写真を見せ合い、甥っ子・姪っ子のところにも見せに歩いてた。一番驚いたのはダンナのいとこの娘、ステファニーの成長振り。数年前に彼女たちが来ている時に遊びにいったんだけど、その時はおじいちゃんに自分の靴下を嗅がせてきゃっきゃしていてまだまだ子供という印象しかなかった。写真は14歳のお祝いの写真。ドイツでは14歳で初めて身分証がもらえるので、ちょっとしたお祝いをするらしい。ステファニーはスーツに身を包んでて、ものすごく大人っぽかった。またお母さんにそっくりで、ダンナも驚いていた。いとこのカトリーヌはダンナと同じくらいの身長だったかな。家族が揃った写真をみると、ステファニーもかなりでかかった。小学生の頃からリコーダーを習っていたけど、今はオーボエを習っていて、学校ではラテン語とイタリア語も習ってるとか。以前、ステファニーに折り紙の本をあげたことがあった。日本語だけど、図解で何とか折れるだろうし、おじいちゃんとこでの暇つぶしになるだろうと。その本を今でも持っていて、紙幣を折り紙にして今回のプレゼントの飾りを作ってくれたという。ちょっと嬉しかった。一時は散れじれになった兄弟の語り合いも、数時間後にはまた元に戻って、話も尽きないようだった。

というこで、次の日私はグロッキーで、胃の中でアルコールがとぐろを巻いてるみたいで、かなりきつかった。最後の頃に飲んだパンチがいけないと思っている。おばさんが作るパンチは美味しい。いつもは作っている時にちょろっと味見をする程度。おばさんのパンチはその時空いている適当な白ワイン(わりとシャルドネを使ってる)をじゃぼじゃぼ使う。次にモモ缶やらミックスフルーツの缶詰を適当にザク切り。砂糖を適当に袋から流し入れる。味を見ながらワインをたしたししていると、美味しいパンチができる。今回はチェリーのシロップ付けのパンチだった。水を飲んでると、おばさんが瓶ごと持って来てパンチをくばってた。やっぱり甘めの酒とは相性が悪い、というか飲みすぎだったんだね・・・・。

私たちは0時前に引き上げたけど、両親は2時近くまで残って語ってたとか。義母は帰りたがり魔なのでつらかったらしい。

2007-06-11

明日はお誕生パーティー

明日は両親の誕生パーティ。今年で義母は60歳、義父は65歳とキリ番。義母の誕生日は2月なんだけど、6月の義父のと合わせて一緒にパーティーを開くことにした。1ヶ月前に日程を知らされて、「プレゼントどうしようね。お母さんと一緒に使えるものにしようかね」と、ダンナに言ったら、「まだ先のことじゃん。そのうちにね」という。「それは、私たちの結婚式の時もそうだったよね」と、いおうと思ったけど、いってもしょうがないのでやめとく。先々週、義父が「息子と自転車を見に行きたいんだけど、いつ休み?」と、バイトの時聞いてきた。ダンナの仕事はシフト制なので、平日が休みのときがわりとある。「確か、水・木あたりかな?都合を彼に電話させますよ」と言っておいた。それを耳にしたシルビアとペトラが、義父がいない時を見計らって、「兄弟で自転車を贈ることにしてるのよ。今家に居る?釘刺さなきゃ・・・・」とダンナに電話をするシルビア。結局、休みの日は自分のバイクを弄り倒して過ごすことに。2人でバイクを見ていると、義母が散歩の途中で立ち寄った。「お前損したね。お父さん、お前にも自転車を買ってやるつもりだったのよ」と、義母。義母はシルビアたちの予定を知ってたらしい。実はダンナの自転車は数ヶ月前に盗まれてた。最初は用心深く鍵を掻けておいたのに、だんだんめんどくさくなって、鍵を掛けずに1ヶ月くらい放置。仕事から帰ってきて、「俺の自転車地下に仕舞ってくれたの?」と、私がしそうにないことをちょっと希望的観測で聞いてきた。義母も去年ぐらいに盗まれたんだけど、保険を掛けてたので、保険で新しく購入した。ダンナのは保険が掛かってなかったらしい。ダンナが義母とプレゼントの相談をし始めたので、「お母さんのパーティーでもあるから、お母さんも使えるものをと考えてる」、私が言うと、「・・・・そうねぇ・・・・新しいコーヒーメーカー?」と義母が答えると、ダンナが脱力。実は私も家電系を考えてたりした。やっぱり女の人って実用的なもの欲しがるのかしら?
ダンナ「誕生日のプレゼントに家電って・・・」
義母「そうねぇ・・・・お父さんに腕時計はどうかしらね」
私「お母さん、お父さんに買ってあげなかったけ?」
義母「ああ、あれね。カタログで安いのみつけたから」
ダンナ「腕時計はいいね」
ということで、うちらからのプレゼントは腕時計に決定。

今日の午前中、おじさんとこのバイトで、ペトラとだべっていると、仕事前のダンナが寄ってくれた。
ダンナ「父さんのプレゼント何にした?」
ペトラ「・・・・まだ決めてないよ。まだ時間あるじゃん」
(えっ?ペトラまだなの・・・・?特に聞いたりしなかったけど、ちょっとびっくり・・・・)
ダンナ「薄情なやつだよなぁ・・・・。明日じゃん、誕生パーティ」
アンタも人のこといえないじゃん。先週、自分から「プレゼント何にする?」と振っといて、その10分後、「あー疲れた。眠い。その話はまた後でね」とかいって。それで、ホントはこの間の木曜日に行くはずだったのが、「あー暑くていく気がしない」とか言いくさって、金曜日にやっと買いに行ったんじゃん。

明日のパーティーの出席のために、隣の州から「ダンナのおばあちゃんのいとこ」という人がご主人とやって来た。何でも聞いたところによると、大叔母は60歳の時に今のご主人と再婚したという。シルビアとおじさんの結婚式にも来ていて、80歳近いというのに、深々とスリットの入ったスカートを穿いていて、「おしゃれなおばあちゃん」と、いう印象。もともとは、この辺で暮らしていた人らしく、親族で何か行事があると、遠路はるばる来てくれる。「ごくごく小さなパーティよ」と、義母は言ってたけど、どうなんだろ。明日の午前中はパーティーの準備のお手伝いをすることになっている。

2007-06-06

人工の湖


うちから自転車で10分くらいのところに大きな人工の湖がある。この辺は昔石炭が採掘された跡地で、でかい穴ぼこを埋めもどさずに、止めておいた地下水を開放して湖にしたという。ザクセン地方は石炭が豊富にあるらしく、ライプチヒの辺りはまだ埋蔵量が豊富なのだという。どこかの政治家が「街をどこかに移動して、石炭を掘れないものか」と言って大顰蹙を買ったとか。ドイツで2番目に古い大学のある街でワーグナーの生まれた街でバッハやシラー、ゲーテがいた街をそう簡単にはどかせなよ。この湖はかなりでかくて、二つの街と村一つが面している。この写真の反対側に私がいつも買い物に行っている街がある。今の季節になると全裸で日光浴する姿があちこちで見られるので、今の時期は写真を撮るタイミングが難しかったりする。ここからもう少し行ったところに芝生の斜面があって、肌を焼くには恰好の場所になっている。水鳥も豊富に見られて、4月の頃には白鳥が20羽近く羽を休めていた。もう少しすると、ここでスキューバーをしたり、泳ぎを楽しむ人で賑わう。いとこ夫婦は週末は早朝、普段は夜の8時ごろ自転車で一泳ぎに出かける。帰りは、おじさんのところでビールを引っかけたり、軽く食事をしたり。ドイツ各地にはこのような湖がいくつもあって、水の透明度もかなりいい。5月ぐらいに全国チェーンの大きなスーパーで、スキューバーのセットが売り出される。海に面している部分も少ないし、長期休暇はもっと先だしと思っていたけど、割と需要があるのだなと、納得。あと、ここでは軍隊の潜水訓練も行われているとか


遠くに見える建物が軍の施設


こことは別に「穴ぼこ」のままの場所がある。これも将来の人工湖にするという。そこはここから自転車で気軽に行ける場所ではないので、今の状態がどんなのかは分からない。最初見たときは、ここに爆弾でも落とされたんじゃないかとというくらいの荒廃ぶりに驚いた。週末にはここを見物に来る人がわりといたりする。

うちの近所に採掘の影響で陥没してしまった場所がる。草で覆われているため、ちょっと窪んだ原っぱという感じ。この辺は住宅の建設が規制されていて、うちから道路挟んで反対側が家を建てることができる境界らしい。いつも草が多い茂ってい、いまいち探検する気にはなれない・・・・。

2007-06-01

こどもの日

今日は朝っぱらから下の通りが騒がしかった。ちょうどうちの下の通りはバス停で、朝の7時前ぐらいに、バスを待つ子供たちで多少にぎやかだったりする。でもそれにしてはちょっと遅いし、今週はガッコが休みだよなぁ・・・と思って窓から覗いてみたら、近くの保育園の遠足と判明。どうりで、声の感じが幼すぎたのと、時々大人の声が混じってたわけだ。ちょうどうちの前辺りから歩道が途切れるので、先生が子供たちを横断させていたところだった。一番最後の先生はリヤカーのようなのをひっぱていた。疲れた子供を乗せるためなんだろうか。でも、子供の遠足のわりには時間的に早くね?方角的に何にもないような気がするんだけど、お天気もいいのでちょっと離れた原っぱでお弁当を食べるのかな?


ダンナが昔通っていた小学校、Grundschuleが近所にある。ここには4年生までが通うことになっている。同じ敷地内には学童保育、託児所のようなものが併設されている。学童保育はKinderhorstといって、日本のものと同じシステムなのかな?託児所は「Kinderkrippe」といって、1歳児ぐらいから預けることができるらしい。旧東ドイツでは女性が外で働くのが普通だったので、子供を預けられるシステムが昔からあって、今でも多く残っているという。薬局に勤めているいとこのアンケは去年出産して、10ヶ月ほどの産休・育休で職場に復帰。娘が1才になるまでの残り半年をご主人が育休を取って面倒を見て、それから保育園に預けるという。薬局もそうそう長くは休んではいられないようで、ご主人にも協力してもらったとか。午前中、天気のいい日には、歩くのもおぼつか無い子供を押し車のようなものに乗せてお散歩をしてたりする。



ぐぐったのですが、この押し車単体で発見できず。
うちの方でもこんなデザインのものをお散歩用に使ってます。


 


ドイツでは6月1日は「こどもの日」らしい。街に出れば何かイベントがあるかもしれない。ちょうど週末だしね。保育園のイベントは遠足だったのかな。

2007-05-31

1階の箱のなぞ

結婚してからだと思うんだけど、アパートの1階にバナナの箱が置いてある。そこにはスーパーの広告、雑誌、新聞などが入ってたりする。特に気にも留めてなくて、「1階の人は部屋にそういうものを置きたくないのかな」、ぐらいにしか思わなかった。別の棟の奥さんがわざわざ広告やら雑誌なんかを置きに来てるのを目撃。「あー読み終わった雑誌や広告をここに置いて、『まだ見てない人はどうぞ』ということなのか」と納得する。時々ここから広告をこっそりとパクってたので、これで堂々とパクってもへーき、自信をつける。水・日曜日にこの辺りの大きなスーパーの広告が地域新聞と一緒に配られる。でも、うちのポストには「広告お断り」みたいなのをはっつけてあるので、広告はなかなか手に入らなかったりする。でも、日曜日の配達の人は、「お断り」札をシカトして入れてくれる。水曜日の人は律儀だなぁ。

つい最近、この考えが間違っていることに気づいた。地下に降りた時に、新聞・広告・雑誌がぎっしり詰まったバナナの箱を見つけた。なんなんだろうと、ダンナに聞いてみた。
「ああ、あれは1階の奥さんが子供の小遣いにって集めてるんだよ。なんでも、まとめて持ってって換金するらしいよ。え?言わなかったけ?」
じゃぁ、今まで私は子供稼ぎの素をパクっていたのか・・・・。そういや、ごみの回収の日でも誰も出そうとしなかった。何度かついでだから出そうと思っていたんだけど、持ち主がいまいちはっきりしなかったので、ためらっていた。

ダンナ曰く、旧東ドイツの頃はそういうシステムがあったらしい。古紙回収・金属・ガラス瓶などを換金してくれる業者が村々を回るのだという。ダンナも小遣い稼ぎに精を出していた。この辺りだと、ちょうどおじさんの家の裏の広場が回収場所だったとか。今は古紙のみなのかな。時々大型の金属類を集めに来る業者が、お知らせを各家々のポストに入れて、期日にとりに来るというもの。ただで引き取ってもらっている。

「なんだよ、教えてくれたら新聞・雑誌を入れてたのに・・・・」と言うと、「ゴミ箱から拾えばいいんだよ。自分の稼ぎじゃん」ときついことを言う。小学校低学年の彼らにそんなハングリー精神はないと思うし、そりゃ酷だよ。今までパクっててごめんね。これからはそこに新聞を入れさせてもらうよ。

2007-05-30

フィングスターク

先週の土曜日からドイツはお休みムード。土曜日から3連休で、今週はガッコが休み。先週はかなり暑い日が続いてたけど、今週は雨が降ったり曇りがち。ちょっと風も強かったりする。せっかくのお休みだけど、天気がいまいちでかわいそう。天気が安定している時期の長期のお休みなのに、今年は外れてしまったようだ。土曜だか日曜だかにシュヴァルツバルト地方では雪が降ったらしい。家族でハイキングを計画していた人が「こんな天気になるなんて・・・・」ものすごくがっかりしてた。たしか、去年の6月のあたまぐらいに、チェコとの国境付近でも雪が降ったような・・・・。この時期の雪は、ドイツではよくあることなのかもしれない。こちらも日曜日の夕方、ものすごい夕立があった。ここのところ毎日激しい雷を伴う暴雨がある。それが朝っぱらからだったり、午後のお茶の頃だったり。それもドイツではよくあることなのでしょうがないんだけど。私が無頓着なのもかもしれないけど、ここの人たちは雲の動き・色には敏感。買い物に行く途中近所の人に会うと、「すごい雲が見えるから、早めにしたほうがいいよ」と言ってくれたりする。ここで生活するには、雲を読むことは必須条件なのかもしれない。

2007-05-26

昨日はヘリコプターが来ました

午前中家にいると、「ばばばばばっ」という音が。軍のヘリコプターにしては近すぎるし、何しにうちの村に来たんだ?、と。窓から外を見てみると、黄色いヘリコプター。ダンナが「医者が呼んだんじゃね?」さらっとという。うちの斜向かいには、小さな医院があるなぁ・・・・でもどこに着陸するんだろうねぇ・・・・。うろうろしているようだったので、最終的にどこに着陸するのか興味津々だったけど、洗濯がもう終わりそうで、柔軟仕上げ在を入れなくちゃならないので外に出られなかった。以前はうちから歩いて1、2分ぐらいの空き地に着陸していたらしいけど、今はちょっとした住宅地になってたような。でも窓から見てみたら、そのあたりだった。
ヘリコプターで病人を運ぶことはドイツでは当たり前らしい。例えば、医院レベルに診察に来て、お医者が「これは一刻をあらそう」と、判断したた場合、ヘリコプターを要請できるらしい。病院までの道のりや、渋滞などももちろん考慮される。甥っ子のマークスが小さい頃に、熱湯がおなかにかかり、ヘリコプターで運ばれたという。その時ダンナと近所に住むいとこは、「誰が運ばれるんだろうねぇ」と道端でのんきにしゃべってたらしい。なので、ドイツの大きな病院には駐車場と並んでヘリポートがあるのが当たり前らしい。
未練たらしく、外を見てたけど、ヘリコプターのエンジンがうなっているのに、地域の皆さんはいたって冷静。下の通りはいつものように静かで、ふつーに世間話をしてる人がいるだけ。自転車で駆け寄る人はいなかったもよう。不謹慎だけど、ヘリコプターの風に当たりたかった・・・・。

2007-05-25

最近は暑いです

大変ご無沙汰してます。4月は毎週末、何かとおじさんとこのバイトに入ってて、ちょっと忙しかった。今年の4月は天気が安定していて、例年より気温が高めだったとか。日本では「女心と秋の空」と、変化の激しさを喩えたりするけど、ドイツでは「4月の天気」だったかな?アパートの敷地内にある庭は、とりあえず住民が自由に使ってもよい」らしい。といっても、限度はあるだろうけど。ここには3棟のアパートがあるんだけど、そこの住民がお金を出し合って、テーブルとベンチを設置している。今の時期の週末は、家族でバーベキューをしたり、昼間はケーキなどを持ち寄って、噂話をしたり、などの交流の場となっている。家族が多いところは、庭の隅っこに簡易テントのようなものを張ったりして、食事やちょっとしたパーティーができるようにしていたり。ここからだと見えにくかったけど、義母のところに行く時に見たときに、木のブランコが設置されてた。
こんなちょっとした公共の場所でもドイツ人は貪欲に肌を焼く。土日はもちろん、仕事がはねてから時間があったら、寝椅子を用意して寝そべる(ビキーニ着用)。ダンナもバイクをいじる時は、タンクトップを着る。半裸でやらないのは・・・・変わってるんだろうか?いや、それほど貪欲じゃないんだろうな。4月からこんな光景が見られたりする今年は、やはり暑くなるんだろうか?と、思いきや、5月の前半は涼しくて曇りがちな天気。今週は、30度越えでものすごく暑い。うちは屋根部屋なので特に暑い(かもしんない)。「屋根部屋は暑いでしょう?」と労わりの声をかけてもらえる。確かに、義母のところは午後でも涼しい。でも、彼女のところは、大きな窓で西日が射さないからだと・・・・うーん、やっぱりうちは最悪なのかもしれない。冬は暖かでいいけど。
日本だと、「夏の気候を考えて家を建てる」というようなことを、昔の偉い人が言ってた(忘れた。すっかりバカになってる)。日本の夏は、高温多湿なので、湿気や風通しを考えた家作り。ドイツは大陸の気候なので、湿気の心配はあまりなく、冬のために機密性の高い建物が求められる。仕事でほんのちょっとドイツの建物に関する法律を読んだことあるけど、新築・リフォームの際には、外壁に断熱材をしっかり使うとかなんとか。昼間こもってしまった熱が抜けにくそうだけど、冬の間のエネルギーの消費・暖房費を考えたら、その方が環境にもいい、ということだったかな。
話がかなりそれてしまったけど、5月上旬には扇風機がデパートやスーパーで売り出されててちょっとびっくり。今年も暑くなるんだろうなぁ。

2007-04-30

びっくりお誕生パーティー

ドイツでは4月の天候が安定しないものらしい。でも今年はわりと暖かな、時には夏のようなお天気が続いた。肌を焼くのに貪欲なドイツ人は、週末はお庭で半裸&ビキーニで肌を焼きまくる。月曜日にはダンナの職場では、ほんのり小麦色、または赤い肌で「週末はずっと日光浴をしてました」という同僚を多く見かけるとか。

2007-04-21

PCのパワーアップ

2年くらい前からデスクトップのパソコンを使ってる。ノートを持ってきているけど、ダンナはその性能に懐疑的だったりする。どうせネット見たりするぐらいだから十分なんだけど。「パーツがあるから組み立ててあげる。OSだけ自分でそろえて」と、日本を発つ前に言われたから、もう3年ぐらいになるのか。自作のPCだから不安定ということはない。でも、OSのインスコが悪かったのか、あるソフトがうまく起動しないというのがある。しょうがないので、別にユーザーを作って、ためしにそこで起動したらうまくいった。ダンナはもう一度インスコしなおせ、と言っているけど、もういろいろとソフトを入れてしまっていて、今さらめんどくさくなっている。
最近ネットで映像をいろいろ落としてることもあって、今の80GBと10GBのハードディスクじゃ足らなくなってしまった。映像はDVDにコピーしたら徐々に消していくから問題はないんだけど。ダンナがTVカードをくっ付けてPCに番組を録画しよう、という。ということで、300GBのハードディスクとTVカードを私のPCに載せることに。ダンナのPCは私よりスペックはいいんだけど、装備が古いらしい。DVDを見ることはできるけど、焼くことができない。正確に言えば、今のDVD-Rを焼くことができない。私の方にはDVD-RWとDVD-Rと2台。幸い、ダンナのより新しいので今のところ支障がない。そういうこともあって、私のPCにはごちゃごちゃとソフトが入っていて便利になってしまった。

2007-04-18

教皇の誕生日

4月16日はローマ教皇ベネディクト16世80歳のお誕生日。ドイツ出身ということもあって、テレビで特集が組まれてた。バイエルン州は彼の出身地ということもあって、地元から地ビール80本を贈られたらしい。教皇はビールは嗜まないので、教皇庁の人たちに振舞われたとか。彼はファンタを好んで飲むらしい。ダンナが「ビール飲まないって分かってんなら、ファンタでも贈ればいいのに」と言うけど、ふるさとの特産を贈りたいものだろう。お祝いだし、目出度いことだし、やっぱり酒だろう。ファンタはアメリカ資本だし。
何でもこの教皇は高齢のということもあるのか、「14:00-16:30はシエスタ。自分が好きなように使う。22時以降はプライベートな時間」と決めているらしい。ダンナ曰く「昼寝に2.5時間は必要ねーだろ。大したことやってねーだろ」という。でも80歳だし、普通だったら好々爺としてのんびりとした生活を送れただろうに。このお休みタイムというのは、バチカンの慣例ではなさそう。彼独自のルールみたいなものなのかな。自分の時間を確保するというのはヨーロッパ人らしいと思ったりする。
教皇の本名は「ヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー(Joseph Alois Ratzinger)」。ヨーゼフというと、ハイジのおじいさんが飼っている犬のヨーゼフを思い出してしまうけど、ヨーゼフってイエスのお父さんの名前なんだよね、たしか。まだ確認はしてないけど、ヨーロッパ圏で放映されているハイジでも犬の名前はヨーゼフなんだろうか?

2007-04-12

ドイツでは必要なセント

お金のドキュメントを見た。なんでもEUでは補助貨幣の㌣を徐々に減らしていく方向にあるとか。例えば値段も1,20ユーロとかせいぜい1,55ユーロまでに設定して、なるべく細かい小銭を作らないようにする動きがあるらしい。でもドイツではなかなか難しいらしい。ドイツ人は金額の端数も購入の有無の考慮に入れるから。同じ商品が2ユーロと1,99ユーロだったら迷わず1,99ユーロの方を選ぶ。似たような商品でも安い方にやはり揺れるらしい。ダンナも憚ることなく「買い物の時は端数も見るね。そりゃ、1、2㌣違ったからって、生活がどうなるかとかじゃないよ。大したことないよ。あ、でもユーロ単位だったら重視するね」という。この「ユーロ単位」はきっと1、2ユーロとかに違いない。国民全員が主婦なのか?この㌣単位の価格競争はわりと見かける。例えばAというスーパーでは0,99㌣で売られているものがBでは0,97で売られてるとか。次回覚えていたらここで買うか、と参考程度には覚えておく。
若者はジャラ銭が増えるのが嫌なのか、1、2、5㌣のつり銭をもらわない人とかいる。彼らの世代になったらきっと補助貨幣も作らずに済むかもしれない。ダンナは「端数まで見る」というけど、小銭を出すのがめんどくさくて、手に触れた金額で適当に払う。レジの人に「細かいのありますか?」と言われれば探して出したりはする。そしてきっちり㌣単位でおつりをもらってくる。男の人が細かくお金を出すのはあまりいい恰好じゃないかもしれないけど、「細かいの使うの恥ずかしいんでしょ」とあまりにもジャラ銭を貯めこんできたので言ってやったことがある。「そんなことないよ。あれば出すよ」と豪語するので、「じゃぁ、タバコ買うときにこの2枚の5㌣玉も加えるように」と適当な小銭を抜いて財布にねじ込んでやった。ドイツのレジでは小銭を拒否されることもある。込んでる時とか、自分のシフトが終わりそうな時とか。受け取った細かい硬貨をレジに打ち込んで仕分けして入れるよりは、お釣りとして細かいのを渡した方が楽チンだし。よく年寄りが出そうとすると、「いいですよ」と断る。うちのほうは田舎なのでわりと親切な店員さんが多い。よっぽど込んでなければ、そういうことはあまりないし、年寄りが細かいのを探すのに苦労してると、財布を一緒に覗いて取り出してくれたりもしてくれる。「細かいのだってお金には変わりないじゃん。俺なら文句言うね」とダンナがまたでかいこという。つうか、いわれなきゃ出さないじゃん。

2007-04-07

バラの花が咲く

やっとバラが咲きました。今回は得体の知れない虫にやられることなく、第2弾が咲きました。ずいぶん長いことかかるな、と思ってたら、額の部分が微妙にくっついてて開きにくかったのかも。買った時の色が薄いピンクだったんだけど、今回はサーモンピンクぽい色に。日光の当たり具合なのか、液体肥料の影響なのか・・・・。


 


イースター

 





下階の人のお飾り

 



ドイツではイースターの数週間前から新芽の芽吹き始めた若枝を飾りだす。そこにタマゴ、ニワトリ、ウサギの小さなマスコットを下げたりする。イースターの頃には葉っぱが枝を飾って「春だなぁ」と実感する・・・・のかな。今日から連続でおじさんとこのバイトに入ることに。11時半に入ると、「じゃぁ・・・・クロース(ジャガイモのお団子)3袋分丸めて、バケツ一杯ジャガイモ剥いといて」という指令が。一人で10㌔のジャガイモの皮むきは久しぶり。5年位前にやったときは「これは罰ゲームですか?」と思った。むいてもむいてもバケツが一杯にならず、むき終る頃には親指の指紋が無くなってるんじゃないかと。

ジャガイモの皮むきが終わって厨房に行くと、今日はお客さんが多いんだなぁ、と実感。イースターにはラムを食べるという。あとウサギもよく出た。イースターのマスコットとして大活躍のウサギを食べる・・・・美味しいからいいか。うちらのお昼もラムだった。「食べたことある?」って聞かれたけど、食べた感じはシカみたいな感じだった。トルコのドナーって羊の肉なんだっけ?ふと思ったけど言わなかった。ドイツのドキュメンタリーで見たけど、ドナーってベルリンが発祥の地らしい。

2007-04-06

イースターミュージックフェスト

おじさんのところでの新企画なのか4月5日の20時からこんな催しがあった。この企画を知ったのはバイトの当日なんだけどね。電話で「明日バンドが来るパーティーがあるんだけど、17時から入れる?」って。私が行くには中途半端な時間だなぁ、と思ったんだけど、午後はお葬式のあとのお茶会だったらしい。おばさんがスーツを着て厨房をうろついてたから「今日のパーティーに客として参加するのか?」と思ってたら、おばさんの叔父さんが亡くなったらしい。ドイツでは誰かが亡くなってもすぐには葬儀を挙げないとか。2週間くらいおくらしい。「その間遺体はどこに安置するんだろう?」という素朴な疑問がでたんだけど・・・・。
この日の企画はおじさんのアイディアなのかバンドがもちかけたのかは分からないけど、「今日のがうまくいったら来年もやるかも」ぐらいらしい。メニューは簡単に提供できるものでそう複雑なものはなかった。外では焼きソーセージも売っていた。開演時間が20時だしみんなご飯食べてくるだろうな・・・・と思ったけど、けっこう食べるのね。焼きソーセージも100本近くさばいたみたいだし。今週は金曜日からイースターなので、木曜のパーティーは明け方近くまで続いたもよう。ペトラと私は1時半で仕事が上がったけど、他の人たちは5時近くまで後片付けしてたらしい。しかも次の日はイースター初日だけど、レストランにはお昼の予約がびっちりはいってる。おばさんは朝の9時には起きたらしい。地獄のような新企画。来年もやるのかな・・・・。

2007-04-02

コーヒーのセール

ここのところどこかしらのスーパーでわりかし有名な会社のコーヒーのセールをしている。1週間で1.5パック(1パック500㌘)消費しているのでかなり助かる。ドイツでの主なコーヒーメーカーはDallmayer、Onko、Melitta、Jacobs、Hag、Gallaとかとか。うちはOnko、Melitta、Gallaを好んで選ぶ。Jacobs、Gallaはなんとなく美味しくない。ここでは「今日はモカでも飲むか」とか「ガテマラを・・・」というように豆で選ぶことができない。ちゃんとコーヒー豆屋に行けばいいのかもしれないけどあまり見かけない。Teahausに行けばいいんだろうか?せいぜい「マイルド」とか「カフェイン無し」とか「濃い」とかそんな感じ。ダンナ曰く「煎っちゃえば豆の味の差なんかなくなるよ」と言う。それほど煎りを深くするんだろうな。メーカーもののコーヒーは普段4-4.5ユーロくらい。セールで3ユーロぐらいになる。カートン買いをする人続出。前に義母が「××でコーヒーの安売りがあるからって隣の人がカートンで買ってきてくれたのよ」とおすそ分けしてくれた。


2、3年位前からコーヒーが高くなって、「前の値段はいくら位だっけ?」っていうくらいずっと高い値段が続いてる。コーヒーメーカーの策略にまんまとはまってる?今のセールの値段が普段の値段なのかな。コーヒー高騰の初期だった頃、街角インタビューで「もうお茶に切り替えなくちゃ・・・」というおばあさんの声があった。おばあさんでもコーヒーを飲むのかと思った。お茶といえば紅茶と思ってしまうんだけど、ここではハーブ系、フルーツ系のものがほとんど。紅茶派は意外と少なかったりする。コーヒーを飲む人が多いけど、いれ方はそれほど拘りはない。でもインスタントコーヒーを買う人は少ない。普通にコーヒーメーカーでいれておしまい。ちょっと拘っているというので、豆をコーヒーメーカーに突っ込んで挽いてコーヒーを飲む程度。里帰りの時ダンナとアニキのところに泊まった時、アニキが豆を挽いてコーヒーをいれてくれた。それを見て「こんど挽いてあるコーヒーお土産に持ってこようか」と本気で言っていた。アニキはそういう風にいれるのが好きなだけなんだけど、マグカップに2杯は飲むダンナのために2回も豆を挽いてたから気の毒に思ったのかもしれない。


1人前をコーヒーメーカーでわざわざいれるのもなんだと思って、コーヒードリッパーを探したことがあった。実はネルドリップのを持ってきたんだけど、フィルターをダメにしてしまった。ネルはだらしない人には向かないと改めて思った。プラスチックのちゃちいので4人前用のはよく見かける。できればマグカップサイズで陶器製のものを探したんだけど、なかった。結局、里帰りの時に百均で見つけたんだけど、こんどはフィルターの問題が・・・・。コーヒーもペーパーフィルター用じゃない(日本ので見るより細かめ)ので、薄かったり濃かったりで味が決まらない。なかなか合わないものだ。


今週もコーヒーのセールがあるみたいだ。まとめ買いしておこう。

2007-03-29

ミニバラを育てる

先月ミニバラの鉢植えが安かったので買ってみた。5cmぐらいのプラスチックの鉢にミニバラが3株。7分咲きのものとつぼみが2つというのを選んでみた。ぎゅうぎゅうでかわいそうだなといつも思う。ミニバラを育てるのは初めてじゃない。おじさんのレストランでは小さな鉢植えが各テーブルに飾ってあって、花が終わるとそのまま捨ててしまう。花の終わったミニバラはまだ葉っぱが青々していて、そのうちまた花が咲くんじゃないかな、と思って何度かもらってた。ちょうど花も終わっているので、この時に大きめの素焼きの鉢に植え替える。日当たりのいいところにおいて水をやっていると、蕾をもつ。去年里帰りをする前につぼみが膨らんでたんだけど、花が開くところが見られなかった。もらった時には花が終わっていて色が分からなかったんだけど、つぼみの隙間から濃いピンク色を確認できたからいいや。花が終わると、どこからともなく小さなクモらしき虫がわらわらとわいてきて、あっという間に葉っぱを食い散らかしてしまう。ほんとどこから来るんだろう・・・・。

ドイツでも季節ごとにいろいろな花が売られている。菊もよく見かけるけど、ドイツで見てもなんとなく辛気臭い、たとえ小さな野菊のかわいらしいものでも。鉢植えは小さなプラスチックの鉢だけど、日本で売られているようなふにゃふにゃじゃない丈夫なプラ鉢。大き目の鉢に植え替えたり、地植えにしたり。または陶器の鉢カバーにすっぽり入れて部屋に飾ったり。おじさんところはこの鉢カバーに入れてテーブルを飾っている。一時的に飾るのならこれが簡単でいいのだろうけど、根が張ってまだ生きてるのに捨てるのはちょっと忍びないような気がする。バジルの鉢植えをスーパーで買った時、素焼きの鉢をあちこちで探したんだけど見当たらなかった。園芸専門店みたいなところも見てみたけど、底に穴がなかったり、あってもサイズがでかかったり。意外と素焼きの鉢は人気がないのか。プラ鉢だと日当たりのいいとこに置くと熱がこもってあんまりいくない気がするし水はけも悪そう。結局妥協して適当なのをその時は購入した。最近例のショッピングセンターの花屋で手ごろでいい感じの鉢を見つけたので、ミニバラを植え替えた。つぼみを持ってたんだけど植え替えちゃった。暖かい日が続いてることもあって、順調に育ってる。つぼみの隙間からほんのりピンク色が見えている。。今回は花の色が予め分かっているので前回ほどのワクワク感はないけど、虫が湧かなければいいな。植物にはいい季節なので、花が終わってからの手入れなんかもいろいろ調べて長く楽しめればないいな。

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2007-03-28

砂肝発見

ここ数日暖かい。今日なんて17℃ぐらいまで上がったらしい。2月下旬にはちらほらとクロッカスがその辺で咲き始め、スーパーにはスイセンの切花が並んでた。今はリンゴ・洋ナシの花が咲き始めてる。今年は春の訪れが早い。ということでちょっと遠めのショッピングセンターに行ってきた。最初の頃はバスで行ったりしていたんだけど、「あれぐらいは自転車で行けるわよ」とおばさんに言われたので最近は自転車で。果てしない道のりだと思っていたけど、道を選べばそれほどでもない。


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来週末はイースターなのでショッピングセンターの広場にはイースターのディスプレーが飾ってあった。ウサギとでかいタマゴ。クリスマスほどハデではないけど、それなりに盛り上がってたりする。ここのショッピングセンターに入っているスーパーには他では買えないものが売っていたりする。今回はスーパーでの買い物がメインじゃないんだけど、なんとなく見て回ってしまう。お肉売り場に行くとでろんとした牛の舌のパック詰め、豚の小腸・大腸(小突起があったから小腸も入ってたと思う、多分)、豚足・豚耳。いつみてもグロイと思いつつ、今日は初めて砂肝を発見した。隣には七面鳥のも置いてあった。七面鳥のはでかめなので、慣れてるニワトリのを選ぶ。久しぶりにレバーでも焼くかと思って見てみると、牛レバーが。牛レーバーは食べたことないし、以前タンのことを義母に聞いたときに「豚タンよりは牛タンの方が美味しい」というので、牛レバー。砂肝はダンナは絶対食べないと思うけど、どんな風に料理するのか聞いてみたところ、「知らない」と自分が食べないものにはあんまり興味を示さない。ドイツでも豚の小腸を食べるという。腎臓と一緒に細かく切って、さいの目に切ったジャガイモと煮込んでスープみたいにして食べるらしい。日本のモツ煮とちょっと似てものすごく臭みがある。義母は大好きらしいけど他の家族には不評らしい。なんでも瓶詰め・缶詰で売っているので、食べたくなったら一人でそれを食べるらしい。なので、砂肝は醤油、ポン酒、しょうがとタカの爪で佃煮風に煮て酒の肴にする。


牛レバーはでかい。なんか輪切りのような状態。焼き方は塩コショウをしたら小麦粉をふってフライパンで焼く。付け合せはユル目のマッシュポテト。味は・・・・豚の方が美味しい。ダンナも「豚の方が美味しいもんだよ」とすでに知っていたもよう。次からは豚にするよ・・・・。ドイツでは季節を問わずレバーを食べる。最近おじさんのところでもレバーステーキにちょっとした工夫を加えている。カリカリベーコン、トマトのスライス、チーズを載せて焼くという。ベーコンの肉汁とトマトのさっぱりした酸味が加わって美味しかったりする。ダンナはトマトが嫌いなのでうちはベーコンとチーズ止まりだな・・・・。

2007-03-25

パーティの多い3月

今月は毎週末おじさんところのバイトに入ってた。お誕生会、銀婚式などがあった。病み上がりではあったけど、とりあえず全部こなすことができた。毎回3時のお茶から始まってお夕飯・飲みとエンドレス状態。招待客が帰りたくなったらお開きという感じ。ケーキはすべて主催者側・誕生会の主役が用意する。ケーキ屋で調達しているけど、2、3種類は自分で焼いたものも振舞う。招待された人はプレゼントや花束をもってお祝いに駆けつける。「用意するのが大変そうだから・・・・」とケーキを持ち寄ることは絶対無い。それは失礼なことに当たるらしい。この日は主催者の大盤振る舞い。ケーキは本当にたくさんの種類が用意される。今の季節・・・・今年はイチゴが早く出回っているのでイチゴのトルテがお目見えする。一番よく見かけるのは、トルテ型のスポンジ台にとろっとしたプリンを流してイチゴを載せ、その上にゼリーをかけて固める、といもの。火を使わず、すべて市販のものでできるからかな。ドイツではお誕生日を迎える前に「おめでとう」とは言ってはいけない、言うもんじゃいないらしい。ダンナに聞いてみたけど、具体的な理由は彼自身も分からなくて、「そういうもんなんだ」というだけ。一説には不幸がくるとか縁起がよくないとか。


お茶から始まるパーティーの時は16時にバイトに入る。この頃にはぼちぼち洗い物が出てくる。食器洗いの佳境が過ぎると、ケーキが下げられてくる。ケルナー(お給仕する人)たちが厨房にわらわらやって来てケーキをつまむ。おばさんもケーキをまとめながらつまむ。「ケーキ持って帰っていいよ」と言ってくれる。つうか、「おばさんのじゃないのにそんなこと許可していいんですか」といつも思うんだけど、これは慣例のようなものらしい。いとこの奥さんマニューはいつもケルナーを担当してんるんだけど、ケーキを下げるついでに適当なお皿を用意して「お持ち帰り分」を吟味してる。とりあえず「お祝いだからご相伴に預かりましょう」と解釈して私もいただいていく。招待客も帰る時にお持ち帰りをしたりする。


パーティがお開きになる頃、出された料理が下げられてくる。余った料理は主催者が持って帰ったりする。お持ち帰りように簡易パックに詰めたりするんだけど、またまたケルナーたちが集まってつまみ始める。誰も「お持ち帰りようだからつまんじゃダメ」とたしなめる人もいない。時々おばさんが「これ美味しいから食べてみなよ」とすすめてくれたりする。魚の燻製はわりと高価なのでここでお試しにつまんだりする。Kieler Sprotteというニシンの燻製がドイツで見かける数少ない尾頭付き。缶詰のオイルサディーンよりちょい大きめ。これを頭からかじっていたら「頭は食べないのよ」と言われた。「日本人だから食べる」と言ったら笑われた。ダンナに話したら「『豚のようになんでも食べる』って言われなかった?」とまた笑われた。ここでは変わった味覚をしていると思われている。ポテトフライにマスタードをつけて食べていたら、「え゙ーっ」と言われた。「塩茹でジャガイモにはマスタードを付けて食べるけどポテトフライには・・・・」という意見が。魚の頭で悪食に認定されたかも。


もうすっかり日が長くなり今日からサマータイムも始まって、パーティーにはいい季節。おじさんところは忙しくなりそうだ。


*まゆみちゃん*
生存が確認できてよかったよ。ダンナもすっかりよくなったよ、ありがとね。
私も歯医者に行かなければならないようだよ。お医者通いは嫌だね。
オーストラリアもイースターがあるんでしょ?卵・ひよこ・うさぎだらけなのかな?
羊がたくさんいるから、羊も加わるのかな?

2007-03-24

久しぶりです

あと1週間ぐらいで4月かぁ・・・・。3月は体調が悪かった・・・・どこもかしこも春なのに。ここ数日風邪もようやくよくなってきた。今年はひどい風邪を引いた。それも突然。食事の後にダンナとチームを組んでネトゲに勤しんでいたら、おなかが痛くなってトイレにかけこむ。その時それで終わったんだけど、明け方ごろ、喉の痛みと悪寒で目が覚める。喉の痛みは乾燥してるから、悪寒は寒さがぶり返してるから、とまた寝なおす。朝起きてみたら風邪だった。「たいしたことないだろう」と思ってたけど、いつまでも頭痛がとれない。横になってもよくならないので熱を測ったら37度超え。「熱があるよ」とダンナに訴えると、「そんなのは熱のうちに入らない。風邪なら薬ちゃんと飲んで」と差し出された薬を厭だけど飲む。ここでは38度超えじゃないと熱としてみてくれない。37度は平熱らしい。だるいのでソファーで横になってまたーりとする。ダンナはネトゲでアツクなっている。ヒマなのでまた熱を測ると38度超え。「ほんとに熱があるよ。こんなの久しぶりだよ」とダンナにまた訴える。
「・・・・明日の朝また熱があったらお医者に行ったほうがいいね」
お医者はヤダなぁ・・・・と思って30分毎に熱を測ってみると(ヒマだからね)、下がる気配なし。喉の痛みもひどくなってきたので、うがいをしてそうそうに寝ることに。結局、翌日も熱は下がらなかったので、お医者に行くことに。


小さな個人経営の医院で、優しい女医さん。うちのアパートの斜向かいにある。受付は朝8:00-10:00。診察は朝の8:00-12:00。曜日によって診察時間が午前のみとか、午前・午後とある。ちなみに午後は15:00-18:00。午後に診察かばんをもった先生と看護婦さんを見たことがあるので、診察のない日の午後は往診に当ててるのかもしれない。


医院の周りは路駐の車でいっぱい。村は路駐天国だったりする。ダンナのいとこも自分が仕事で使っているトラックを自分の家の近くに停めている。トラック、キャンピングカーの路駐は違法らしいけど。朝の8時半ごろのろのろと出かける。路駐の多さで見当ついたけど、けっこう人がいた。受付にも人が並んでる。立ってるのがつらかったけど辛抱強く待つ。受付が済んでやっと座ることができたけど、待ってる人を見てて「自分の順番いつくるんだろう」と気が遠くなる。何度か「一旦家帰ってもいい?」と言おうとしたけど、がんばって待つ。10時近くになって受付の人と看護婦さんが交互にある部屋に出入りし始める。10時になると先生も急いでその部屋に入っていった。コーヒーの香りもしてきて、どうやら朝食の時間らしい・・・・。家に帰ってればよかったよ・・・・だから受付が10時までなんだろうか?つうか、今日は午後診察ないし、ご飯なんて家帰って食べればいいじゃん、とくらくらする頭で思っていたら、朝食タイムは15分くらいだった。それからまもなく診察を受けることができた。先生は身振りとゆっくりな口調で問診してくれる。今この手の風邪が流行ってるらしい。「ペニシリンを出しておきましょう。あと、喉の腫れがひどいから」とわざわざのど飴の薬も出してくれた。これは処方箋無くても買えるんだけど。


ドイツでは抗生物質は処方箋がないと薬局で買うことができない。日本はちょっとずづ緩くなっているけど。今回は2種類の薬を出してもらったけど、「ペニシリンは一箱全部の見切ってね。もう一つの方はよくなったら飲む必要ないから」とわりと適当。処方箋が必要な薬でも市販薬と同じように箱に入って売られている。たいてい20-30錠入り。飲みきらずにたいてい薬箱に眠っていたりする。時々ダンナが風邪を引いた時に両親からもらったりする。うちはあまりお医者にかからないからストックがないの。


ドイツの薬局は便利なシステムがある。うちのような村には薬局(Apothekeという)はあまりない。体調悪いのにわざわざ薬と買いに町に行かなければならない状況になりがち。お年寄りには不便だったりする。でもたいていの村の小さな医院にはApotheke専用のポストがある。そこに処方箋を入れると、午前中だったら、午後、遅くとも夕方には薬局の人が薬を家に届けてくれる。配達手数料は払う必要がない(確かそうだと思う)。Apothekeは横のつながりもあるのか、店頭に薬がない場合は「1時間くらいで届くけど」と迅速に薬を調達してくれる。うーんだてに高い税金を徴収してるわけではないのか・・・・。

ダンナも私から風邪をもらって、しばらく感染しっこしてたのも長引いた原因。ほんと、人に感染すと体調よくなるよね。ということで、またぼちぼち書き始めます。

2007-02-14

ハンブルク事件

先週だったかな?ハンブルクにある中国レストランで6人が惨殺されたという事件があったのは。一時期は中国マフィアによる上納金、いわゆる用心棒代がらみの事件では?中国マフィアがドイツで幅を利かせるのもそう遠くはない?というようなことを言われていたけど。ベトナム人が犯人という話も聞いている。ドイツでは以前はイタリアマフィアが幅を利かせていたけど、最近はロシアンマフィアが活発だという。旧東ドイツのザクセン州では昔から大勢のベトナム人が住んでいる。「まぁ、思想的に通じ合うところがあるからねぇ」とスイスの友人が意地悪っぽく教えてくれた。ライプチヒではベトナム人と中国人の確執があったという。ライプチヒのはずれの方にはベトナム人が多く住む居住区がある。ダンナが自営でやっていた配達業時代、時々仕事を請け負う事務所への通り道は夜のデンジャラスゾーンで、「あそこは戦場のようだったよ。放火やら暴力沙汰で警察も毎日張っていたよ」、とダンナが言ってた。今はそういうことは起こらなくなったらしいけど、上手に住み分けているのかもしれない。この辺でベトナム人はたいてい衣料品・八百屋を営んでいて中国人はレストラン関係。「中国レストランの多くはマフィアが絡んでるんだよ」とまたまたダンナ。若かりし頃電気工事関係の仕事に就いていた時に中国レストランの工事を請け負ったことがある。オーナーは流暢なドイツ語であれこれ工事の指示をして、「あ、ここの天井に電灯つけて」と現ナマをポンと出したりと気前がいい。気さくな人らしく、いろんなことをペラペラとしゃべってくれたりもするという。「今あちこちにレストラン建ててるんだよ」と、悪さして稼いだお金をレストラン経営で洗浄しているようなことまであっけらかんと話してくれたという。工事中のレストラン内にはここで寝泊りしている中国人が数名いて、1日中レストラン内で過ごしているという。「外には出られない人たちだったんだよ」とダンナ。数年後、この中国人のレストランはすべて店じまいしいる。ダンナの話に出てきたレストランはこの近くにあって、今ではイタ飯だかスペインだかのレストランになっていたと思う。

ベトナム人も昔から住んでいただけあって、得意分野があるという。
「連中はよくタバコの密売をしていたよ。この辺に物売りに来るベトナム人がいてね。注文も受け付けていたよ。でもそんな彼も『子供が大きくなってね。もうそろそろタバコの密売はやめるんだ。安心してドイツに住みたいしね』といって足を洗ったけどね」
なんでこうもみんなペラペラとしゃべるんだろうね。ちなみにこのタバコは普通のタバコで、特別身体に悪いということではなく(なんとなくそんなイメージがあったんだけど。安いだけあって)、チェコやポーランドから大量に安く買い付けて市場価格よりも安く売るというだけらしい。タバコ自体は高くなくて、税金が高いだけという。

3年前に東南アジア系の人たちによる集団万引きがこの辺のでかいスーパーで頻発していた。なんでも麻薬中毒にしてあちこちで万引きさせていた中国人グループがバックにいたらしい。盗んでも高が知れてる量だし(なんか、歯ブラシとかシャンプーとかそんなこまごましたものらしい)どこまで本当なのかは分からないけど・・・・。どこの国にいっても中国人は強いなと感心してしまう。中国人の留学生の話しを聞くと、逞しくなければ生きていけないというのが分かる。昔の職場にいた中国の人はお金はないけど、まず電話を引いたという。いつでも連絡が取れるように。この人も親戚から借金をして日本に留学したらしいけど、在学中も借金を少しずつ返していたのかな?研究室で助手みたいなことをやりながらドクター取ったのかな。目的はどうであれ、外国にいる中国人は同じ事情を背負っている人が多いんだろうな。

2007-02-13

土曜のカーニバル&マキータ負傷

土曜日は朝からバイトにはいってた。ペンションの掃除が終わって、厨房で付け合せの野菜の準備をする。この日は朝から雪がちらついていて食事に来るお客さんは少なそう。ということで、12時半に一旦家に帰ることに。夕方からまたバイトというとなんとなく落ち着かないというか、とりあえず、洗濯やら片づけをのんびりしながら過ごすしかないよなぁ。

この日はもう一人臨時の人が入るという。彼女は昔からの知り合いで時々手伝いに来てくれる人。去年私が里帰りした時に私の代わりに入ってもくれた。そういや、先週はメキシカンな仮想をしてカーニバルを楽しんでいた。私は長くここでバイトに入っているわりにはどの料理にはこの大きさの皿というのが飲み込めてないので、厨房はちょっと混乱気味だった。用意した野菜も底をつき、作っておいたサラダを切り崩して、野菜の盛り付けもかなりテキトーになってきた。この日は寒かったこともあり、スープ類がよく出た。この時期のスープはゾルヤンカ、チリ・コンカといった具だくさんのスープがメニューに加わる。ゾルヤンカはポーランド?ロシア?のスープで、肉、たまねぎ、ズッキーニ、色とりどりのピーマンなどが入っているピリカラのスープ。スープの上にスライスしたレモンと生クリームを載せて食べる。辛目のスープに生クリームとはなんか想像できないけど、大人気。チリ・コンカはメキシコのスープ?チリビーンズに挽肉、ピーマン、トウモロコシ、たまねぎ、トマトなどの野菜が入った辛いスープ。これだけでおなか一杯になりそうな感じ。唐辛子ってドイツの料理にはあまり使われない素材なので、珍しいのかも。

11時過ぎぐらいに仕事帰りのマキータが来た。カーニバルをちょっと覗きに来たのかな?日曜日も10時からペンションの掃除が入っているので、私は12時に上がることに。帰る時にいとこのウバが「今日は自転車置いていった方がいいよ。道路はかちっかちに凍結してるし」という。夜はさらに冷え込んで、ちょっと吹雪いてもいた。「歩いてかえるの大変だろうし、遅いから送っていくよ」とうい声はなかった。たいした距離じゃないし、村だから。最初の頃は車で送ってくれたなぁ、とふり返りながらアパートを目指す。「だんなに迎えに来てもらう」というのもいつの間にかしなくなったな。たいして長く働いたわけじゃないけど、ぐったりしてしまう。明日は10時かぁ、とちょっとうんざり。ペトラは毎週やってるんだなぁ、とちょっと尊敬。

雪の降った次の日は晴れの日が多いという。日曜日はすっかり晴れて、なんとなく空気も新鮮な感じ。ということで、バイトに入ると、おばさんが「おはよう。昨日は転ばなかった?」、「うん。大丈夫だったよ」というと、「姉さんが自転車で転んで骨折したのよ」という。昨日の夜元気な姿を見ていたのでちょっとショック。彼女は自転車で帰ったのか?と思っていたら、今朝新聞を買いに自転車で出かけたら滑って転んだという。ちょうどおじさんとこの前だったらしく、通りがかった人が救急車を呼ぶように駆け込んできたらしい。ちょうど娘が昨日のカーニバルに来ていて、マキータのところに泊まっていたのが幸いだった。おばさんは来る知り合いにその話をしまくり、義母が散歩の立ち話で「今聞いてきたけど・・・・」って、お昼ご飯を食べている時(3時くらい)にやってきた。かなり広まっているようだ。この日の夜は予約がたくさん入っていたので、また入ることに。夜の8時ごろ手術が成功したと電話があった。ただの骨折ではなく、かなり重傷だったらしい。雪の日の自転車乗りは危険行為だとあらためて思い、また、雪国の郵便屋さんはバイクで配達しているのだろうかとふと思った。因みにドイツは車(村を渡り歩く場合だと思う)か街中はカートを引っぱって配達している。

2007-02-09

バイト

今日からペトラが2週間の休暇に入る。先週のカーニバルのバイトの時に「来週の金曜日来れる?」とおばさんから言われた。「なんだよこんな中途半端な時期に休暇だなんて・・・・」と思ったら、今日あたりからザクセン州は冬休みに入るらしい。そうかそうかと、納得。夏の時は8月の前半あたりに取ってたなぁ・・・・。冬休みはどうしてもカーニバルとぶつかってしまうけど、ペトラなしで厨房をこなすのは大変そうだ、というか、そのための要員として私が入るのか・・・。ちょっとぐったりしそう。

昨日おばさんから、「明日の10時半からね」という電話をもらう。ペトラが午前中やっているペンションの掃除から入るらしい。この仕事は去年のペトラの夏休みの時に振られていたので、ちょっとだけ慣れている。夏場のベットメイキングはかなりつらかった。慣れてなかったせいもあって汗だく。6部屋、そのうちシングルが3部屋、ダブルが3部屋、で4時間近くかかった。早く始まってもいいんだけど、荷物整理している宿泊客と混じって掃除するのはちょっと気が引ける。今はオフシーズンなので、10時くらいから掃除を始めることができる。

おじさんの所には1年以上の長期滞在者がいる。一人はドレスデンに住んでいて、もう一人はオランダ人。いわゆる単身赴任みたいな人たち。ヨーロッパでもそういう働き方をしている人がいることにちょっと驚いた。「アパート借りた方がいいんじゃないの?ちょっと高上がりじゃない?」とペトラに聞くと、「電気代、アパート代、水道代その他もろもろ考えると、ペンションに寝泊りした方が安い」らしい。「長期滞在者には割引もあるしね」とも。長期滞在者は自分たちの荷物、スーツとか洗面道具なんかはそのままここに置いて、週末に家族の元に帰る。シーズンじゃない時は彼らの荷物はそのまま部屋に置いといて、混んでる時は荷物を母屋で預かって、また戻しておく。平日はそういう泊り客の部屋を掃除するぐらいなのでわりと楽チン。週末は寝具を新しくしなくちゃならないのでちょっとめんどう。ペトラが夏休み+宿泊客たくさん+土曜日+昼の予約がたくさん、というパターンはマキータを投入。マキータは「このまま無職でいるなら、もっと安いアパートに引っ越してください。市では面倒見切れません」と言われて渋々就職したおばさんの実姉。彼女の仕事は午後からなので、午前中なら助けてくれる。ホテルで働いていたこともあるので、ベットメイキングをちゃっちゃとこなしてくれる。

ということで今日から2週間ちょっとしたバイト生活。いつもダラダラと家事をして過ごしていたのでちょっとした刺激になって、生活が改善されるかも・・・・。


pension.jpg
おじさんとこのペンション。仕上げに枕にチョップをかまして素敵に見えるようにするんだけど、あまり拘っていると時間があっという間に過ぎてしまう。

2007-02-07

またカゼを引く

日曜日からちょっとカゼ気味だった。先週末ごろダンナがカゼっぽかったのでそれをまんまともらったみたい。土曜日におじさんのところにバイトに行ったときはなんでもなかったんだけどな。ダンナの方はめずらしく咳や鼻水がひどく、薬を飲まずにいられなかったようだけど、私の方はなんとなくだるくて、頭が重く、時々鼻水程度。だるくては横になり、ちょっと動くとなんとなく頭が痛くなって横になって、とここ数日だらだら過ごす。

そのおかげですっかり回復したので今日は買い物へ、と小雨がぱらついたのかと思ったら雪になってた。食料も食事のネタも尽きてしまったので、今日こそは買い物に行かなくちゃなので、がんばって行ってきた。今日だけ過ごせればいいやという程度のものをかごに入れてレジに並ぼうとしたら、カンカンがセットになっているFishermanが目に入る。けっこう前からやっているキャンペーンだな、と思いつつ覗いてみると、「オリジナル 超強力」という文字が目に入る。それは気づかなかった・・・・・ちょうどよく買うレモン味だったので思わずかごに入れる。カンカンには柔道の黒帯が印刷されてあったけど、中のハガキにはお相撲さんが。でもなんか「超」とかつくと日本語の乱れを感じてしまうんだけど・・・・・。ミュンヘンで知り合った日本語ペラペラのこも「ちょー」とかよく使ってたし。


Dose2.jpg
下の方には「オリジナル超強力喉飴」と書いてある

2007-01-31

デンジャラスなライプチヒ・ハレ空港周辺

うちの最寄の空港。まだ作りかけという感じだけど、夜間の離発着ができるのはドイツ国内ではここだけらしいので、周辺はUPS、DHL、ポルシェ・BMW(確か・・・・)の工場などが進出して、空港の更なる成長を期待されている。ここの空港は高速道路や普通の道路が敷地内をにあったりして、道路が工事中なのか工事のための道路なのか、「この間まで一通じゃなかったじゃん」と何とも複雑。高速道路が敷地を分断しているため、飛行機専用の高架道が高速道路の上をまたいでいる。時々下の写真のような光景がお目にかかれる。これのせいで事故を起こす車が後を絶えないとか。先日も10台の玉突き事故で2人が亡くなっている。事故の原因は聞いてないけど、ダンナ曰く、「高架道を通る飛行機に見とれてたにちがいない」とのこと。この高速道路はミュンヘン、ベルリン、ハレ、ドレスデンへと向かっていて、交通量もそれなりに多い。しかもドイツの高速道路は時速120-140kmは普通なので、ちょっとしたよそ見が大きな事故となってしまう。確かに不思議な光景で、おもわず見とれてしまう。こんな高架道が2本あるという。かなりデンジャラスな地帯である。

Flughafen_Leipzig_Condor1.jpg


*まゆみちゃん*
ドイツ滞在時のいい思ひ出だね。もうちょっといい仕事を見つけていたら、あの壮大な計画は実行できたのにね。非英語圏でのワーホリは難しいね。トルコはオスマントルコ時代の栄華をいまだ引きずっているとのこと。さすがに悔しいだろうね。経済的にも負けてないのに先を越されてしまって。確かキプロス島はギリシャとトルコが領有してるのかな?それともギリシャだけ?ここにもトルコ人がたくさん住んでて、住民投票か何かでEUに加盟参加を決めたんだよね、ギリシャと一緒に。トルコ人も食い込んできているよ、徐々に。

2007-01-27

ブルガリア・ルーマニアもEUに

今さらだけど、今年の1月からブルガリアとルーマニアがEUの仲間入りに。どんどん東に拡大していくEU。でも各国の経済格差があまりにも大きいので、時期尚早とも言われている。ポルトガル、スペイン、イタリアはその当時でお荷物だった。最初のEU統一の時は各国のお金も一緒に統一したけど、次回の東ヨーロッパの国々に対しては共通通貨の流通を見合わせている。数年前に加盟したポーランドとチェコとかはもうそろそろユーロになるのかな?イギリスでは相変わらずポンドだけど、デンマークももともとの通貨を使っている。国民投票をして自国の通貨をユーロにすることを拒否したらしい。ドイツも国民的にはそうしたかったんだって。でも政治家がそれを知っていたので国民の声を無視して強行したらしい。「政治家はその時代どうやって自分の名前を残すかが重要なんだよ。カス」とダンナ。

ということで、今月に入ってからブルガリア・ルーマニア人が「イタリアで合法的に働ける」ということで、バスや電車で大勢イタリアに押しかけているという。ドイツやフランスなど他の国々は、前回ポーランド・チェコ人が職を求めて大勢押しかけてきて懲りたので、予め「住んでもいいけど働けない」という法律を作っておいたらしい。イタリアはそれを忘しまったとか。ドイツでは東ヨーロッパの人たちは安く使うことができる。今でもそうだけど、その当時も失業者が多く、そこに安く使える労働者がたくさん押しかけてきてますます人があぶれてしまったらしい。でも農家の人たちは大助かりらしい。合法的にポーランド人(チェコ人もかな?)が使えるということで。春になるとドイツでは白アスパラガスの出荷が始まる。この時期の白アスパラは高くていい値で取引されるので、農家にとっては稼ぎ時。白アスパラの収穫にはポーランド人が欠かせない。自給が安すぎるのと重労働でドイツ人が働きたがらないから。白アスパラは畑に畝を作って盛り土で日が当たらないように植えられ、穴を掘って収穫してはまた埋め戻しの作業で腰にきそう。確か、自給がものすごく安かった。2ユーロ?「ドイツ人もやればいいじゃん。ぷらぷらしてるよりはいいじゃん」とダンナに言うと、「2ヶ月この自給で働いてみろよ。この給料が失業手当の基準になるんだよ。こんなんじゃ誰も働かないよ」という。こんなんで失業手当もらえるのもすごいけど、確かにこれじゃ生活できない。役所としても失業者を少なくしようと、農家が提示する自給(ドイツ人の場合は2ユーロじゃないと思う)+役所が補填、という形で募集したけど、あまり効果がなかったらしい。

あまりピンとこなかったけど、ブルガリアとルーマニアは貧しい国だという。「ブルガリア?ルーマニア?あそこには何もないよ。ただ貧しいだけだよ」と、ダンナ。「あそうそう、ここでの偽札のほとんどはブルガリアで作られるんだよ」とちょっとまめ知識。ブルガリアは旧東ドイツの頃は「家族」で休暇を過ごす定番の場所だった。西側に渡ってしまった家族とここで落ち合って過ごすという。確かハンガリーも?ダンナが若かりし頃、2週間ほどブルガリアに滞在したことがある。
「ペンションの朝食はパン、バター、ジャム、牛乳だけ。夜は鶏肉がついたけど。街の肉屋を覗いたけど、鳥が2、3羽吊るされてただけだったよ」
と当時を振り返ってくれた。3年前に聞いた話では「ルーマニアは貧しくて高速道路がないの」とルーマニアの子が言っていた。ブルガリアにも高速はないらしい。ヨーロッパと「貧しい」というイメージはなかなか結びつかないものだけど、ドイツとチェコの国境の町にドライブに行った時、「ここはスラム?」というくらい荒んでいたので、イメージは変わりつつあるけど。トルコはEU加盟を熱望している。トルコは既にEUとなっているハンガリー、ブルガリア、ルーマニアよりは豊かな国らしい。でも、女性の人権問題なんかでなかなか難しい。ドイツでもトルコのイスラム的な考え方を嫌って西欧的な価値観をもった女性が家族(兄弟・父親とかおじさん)に殺されたりしている。宗教に基づく伝統・風習・価値観をかえることは難しいけど・・・・・イスラム的な価値観を受け入れるのも難しいだろうな。

2007-01-25

雪が降った

ヨーロッパ全土で昨日は雪だった。久しぶりの雪であわてたのか、事故が続出しもよう。幸い私の地域はそれほど降らなかった。「雪が降ってるね」とダンナに言うと、「そんなの3Kümellnだ」という。意味は「芥子粒ほど」ぐらいになるんだろうか。「Kümelln」というのはキャラウェーの実。ソーセージ、ジャーマンポテト、ハックペーター(ドイツ版ユッケ)、パンあどいろいろに使われている香辛料。今回の雪は地肌が見える程度の積り具合だった。今年はウィンタースポーツを見ても競技場・コースを除いては雪が積もってなくて淋しい感じ。この雪で多少はウィンタースポーツらしい景観がたもてるだろうけど、来週からまたちょっと暖かくなるらしい。オーストリアのスキー教室でインストラクターをしている友人は商売上がったりだろうか?

暖冬で冬物衣料の売れ行きが芳しくないらしい。確か、12月の時点でダウンのコートが半額以上値下げになっていた。冬物のセールはまだ続いてるけど、またどんどん安くなるんだろうか?この間義姉から「日本では暖冬で車えびが不漁」と魚介類大好きなアニキ夫婦の嘆きのメールをもらった。そうか・・・そんな影響もあるのか。車えび食べたい・・・・・。海の幸に関してはドイツではあまり聞くことがないというか関心ないだろうな。暖冬で来夏の蚊とダニが増殖するかも、というニュースをやっていた。ダニは特に南ドイツでは非常に関心が高い話題らしい。毒蛇に噛まれたくらい大騒ぎして病院に駆け込むらしい。そんなにも性質の悪いダニが棲息しているのだろうか?「俺にはもう十分だけど、自然はもっと寒さを必要としてる」とダンナ。いろいろなサイクルを考えると、冬は冬らしくあるべきなんだね。

2007-01-21

ドイツポスト

先週、実家にドイツから小包を送った。以前、友人宛に送ったこともあるんだけど、着いたのは1ヶ月以上もたってから、ちゃんと航空便といってお願いしたのに。これは船便並みの遅さだった。この時はその辺にあったダンボールで梱包して、あまりでかくないようにして送った。Myダンボールがいけなかったんだろうか?ドイツポストの梱包キットを使えという無言の圧力なのかしらといろいろと妄想を膨らませていた。ドイツ人が集う掲示板で「小さい荷物は割と後に回されやすい」というのを読んだことがある。これか?とも思ったけど、船便並じゃ後に回されすぎだろう。今では窓口のおばちゃんが「LUFTPOST(航空便)」というシールを貼り忘れたのかもしれないという結論に達した。


ということで、今回はドイツポストの梱包キットをわざわざ買って送ってみた。すると・・・・・先日の金曜日、約1週間で届いた模様。すばらしい!!!梱包キットの威力なのだろうか?でもおばちゃんが航空便のシールを貼るまで見てたので、ちゃんと仕事をしただけなのかもしれない。ドイツでの小包料金はかなり大雑把。Päckchen(小型小包)は2㌔までなんだけど、1㌔だろうが2㌔だろうが料金は一緒。これを数グラム超えただけで、5㌔までの値段に跳ね上がる。なので慎重に荷を作らなければならない。その点日本のは50㌘単位で値段が設定されている。あと航空便と同じ航空便でも2つの選択肢があって、SAL便というのがある。以前にも書いたけど、飛行機の空きがあるときに一緒に発送するという博打的な要素満点なシステムだけど、10-14日くらいで着いてしまう。ドイツにもあったけど、数年前に止めてしまったらしい。なので、選択肢は航空便と船便だけ。2㌔にこだわるのは一番手ごろな値段で、それ以上だと躊躇してしまうというだけなんだけど。


ドイツポストの梱包キットには予め航空料金が含まれているものがあるPluspäckchenというのがある。これについてる箱はほんの少し小さめだけど、2㌔ぐらいだったら十分という感じ。今気がついたけど、郵便局のおばちゃんは箱の値段を多くボッタよ・・・・。ちゃんと値段くらい覚えとけばいいにのに。いや、これはきっと2㌔だったらPluspäckchenを最初っから買えというおばちゃんからのメッセージなのかもしれない。それにこれだったら絶対航空便だし・・・。こんな風にして自分のミスを減らす方向に持ってってるのかもしれない。さすがドイツポスト・・・・。

2007-01-19

すごい大風

昨日はヨーロッパ全土ですごい大風だった。水曜日の夜にダンナが「木曜日は1日中大風だってよ。Orkanだよ」。このOrkanというのは大風という意味なんだけど、いつも「オカーン」と聞こえてしまい、お母さんを連想してしまう。日中はそれほどでもなかったんだけど、夕方ごろから雨風がひどく雷も時々聞こえた。生ぬるくないカラッとした台風という感じ。ニュースによると、夕方ごろから鉄道・飛行機が運行を中止して、高速道路は閉鎖されてしまったらしい。飛行機は着陸できずにもう安全圏のルクセンブルクとかに着陸したらしい。鉄道も「多分明日の8時くらいには運航を開始できるかも」といっていた。駅で足止めをくらっている人とかがテレビに映ってるのをみて、その混乱に身を置きたくなってしまった。ちょっとうらやましかったりする。私は台風の日に川の増水をこの目で確認してみたい人だったりする。

風速は時速200kmだったとか。「それじゃはやくどっかいっちゃうね」と冗談を言ってたら、第2弾が夜中にやってくるらしい。夜中にやってきたのもものすごかった。それほど高くない3階建てのアパートで揺れを感じた。ゴーゴーと一晩中うなっていたけど朝にはすっかりおとなしくなってしまった。

昨日の時点でドイツで6人も亡くなったらしい。ヨーロッパ各地の様子を見たけど、車に木が倒れてめちゃくちゃになったり、鉄塔みたいのが建物に倒れかかってたり、倒木で道路が塞がってたり。こんな強風に強風だからこそ海岸にわざわざ散歩に出かけてる人もいた。こういう人はどこにでもいるものだ。幸いうちの村では大きな被害はなかったみたい。ご近所では風で落ちた枝や松の葉を集めてきれいにしていた。今日も少し風が強かったけど、自転車がこげないほどじゃなかったので出かけることに。お買い物道は大風で荒れ果てていた。入り口付近で木に引っかかっている海パンらしきものを発見。水曜日には見かけなかったので、この大風で飛ばされたんだろうな。こんな日に限って重いものばかりを買ってしまう。行きはつらかったけど帰りはそれほどでもないはず・・・と期待してたけどそんなことはなかった。家に帰って汗だくだった。去年といい今年といい風が強い日が多い。きっと今年は太らなくていいかもしれない・・・・。

ドイツの被害状況が見れます(Fotogalarie)
http://www.bild.t-online.de/BTO/news/2007/01/19/orkan-kyrill/orkan-europa-zerstoerung.html
なんかもうガクブルです・・・・。

2007-01-14

お金を拾う

昨日ダンナと買い物に行ったときのこと。カートを使おうと入り口近くにあるカート置き場に向かうと、いつもなら「そんなに買い物するの?」と、私がいつもムダ買いをしているかのようなことを言うんだけど、この日は何の一言もなかった。ダンナのほうを見ると靴ヒモを直しているようだった。かまわずスーパーに入っていくと、ダンナが追いついてきた。なんかご機嫌だった。「5ユーロ拾っちゃった」と小声で言う。最近ラッキーじゃん・・・・。この間、タバコが切れて「村の自販機はまだカード無しでいける」と変な確信を持っておじさんところにあるタバコの自販機にチャレンジ。「年齢確認が必要です」とか自販機に表示が出た。悪態をつきながら返金ボタンを押すと、前の人が1ユーロをとり忘れたらしい。「得しちゃった」とたばこ銭のたしにした。去年も自転車でダンナと郵便局に行く道すがら5ユーロ紙幣を拾ってる、しかも自転車こぎながら見つけてるし。けっこう小銭拾ってんじゃん。

アニキは去年の銀行で1万円を見つけたので、銀行の人に渡したらしい。でもこのお金は「半年たって持ち主が現れなかったら・・・・」というののはなく、銀行のものになるらしい。それとも、銀行内で拾われたお金は届けた時点で銀行のものになるのかな?このアニキの話をして「ドイツはどうよ?」ダンナに聞いてみた。「銀行でお金拾ったらどうなるかは知らないけど、みんなそのままポケットに突っ込んでるよ」という。因みにドイツでも半年たって持ち主が現れなかったら拾った人のものになるらしい。「じゃぁ、いくらくらいだったら届けるのよ」と聞いてみる。
「100ユーロまではそのままポケットに入れるね。あんまり大金だと盗まれた可能性が高いし、へたしたら札番控えられてるかもしれないじゃん。犯罪に巻き込まれる可能性もあるし」という。「5ユーロ、10ユーロ落としたからってわざわざ警察に届けるやつなんていないよ。なくなっても気づかないだろうしね。だから、みんな拾ったらそのままだよ」と持論を聞かされる。・・・・・そうかもしれないね。ユーロは紙幣の数が多い。5、10、20、50、100、200、500ユーロとある。100ユーロ以上は札で持ち歩くことはあまりないだろうし、落としたら警察行くだろうな。日本だと1000、2000、5000、10000円で、この桁数が罪悪感を誘う。日本銀行はよく考えているのかもしれない。

修正:「1月から始まったこと」の記事で「銀行に行ってカードに自分の年齢を入力する」とか書いたけど、これは銀行に行って新しくカードを作ってもらうらしい。「1月からこのカードで買える人間なんていねーよ」と1月4日にはおじさんとこの自販機がこのシステムが既に稼動していることに腹を立てダンナが言ってた。

2007-01-12

ドイツの質屋

ドイツのドキュメント番組は面白い。社会問題やら外国の生活習慣、そこに暮らすドイツ人やら外国人などなど。今回は「質屋に訪れる人々」というか「働く質屋」というのをやっていた。ドイツ語で質屋にあたるのは「Leihhaus」または「Pfandhaus」という。最初から見てなかったのが残念だったけど、なかなか興味深かった。どんな人が質入してくるのかというと、即金が必要な人。例えば、「失業してて今月の電気代を払わなくちゃならないので・・・・」という若者。質入したものはPS2。getしたお金は60ユーロ。「わりといいお金じゃない?」と相場は知らないけど、中古品で60ユーロというのはいい感じがした。中古屋だったらもっと安くたたかれるんじゃ?次はダイアの指輪を入れに来た人。この人はこのお金でロンドンに旅行に行くんだと。従業員を抱えている大工さん。施主からの支払いが滞っているので、自分が集めている金ぴかの時計を質草に。「これで従業員に給料支払える」とか。切羽詰っている人もいるけど、なんかユルイ気がする。質入期間は4ヶ月ぐらいで、ここに来る人の7%がそのまま流してしまうという。ここの「馴染」というおじさんが自分が質草にしたMP3プレーヤーを引き取りに来た。「ここの職員の人とは家族みたいなもんでね・・・・また2、3週間後ぐらいに来るよ」と言って帰っていった。あと普段自分が使わないような貴金属を質草にして、数ヵ月後お金と引き換えに持って帰る人もいた。利子とかどうなんだろ?審査とかも必要なく自分のもので手軽にお金を借りることができるからだろうか?「たとえば、生活保護を受けていてそのお金じゃ旅行にいけないけど、ここでお金を借りてちょっとした旅行資金のたしにできるじゃん」とダンナは言う。そういう使い方もあるのか・・・・。質流れ品はオークションにかけられる。業者だけなのか個人も参加できるのか分からないけど。


「どうせなら、リサイクル屋にでも売っちゃえばいいのに。お金だけだったら」というと、「売っちゃったらそれで終わりだし。品物は戻ってこない。一時的ならやっぱり質屋なんじゃない?」わりと思い出深いものとか入れてた人いたしな。いつも使っているカメラを質草にして、お金を返して受け取っていたおばあちゃんもいた。でもここに来る人はまだ大丈夫な人たちなんだろうな。

2007-01-10

暖冬のちょっとした影響

クリスマスのお飾りは日本でいう「松の内」ぐらいまで飾られるという。先週の土曜日が3人の賢者(王様?)がキリストをお見舞いに来た日なので、それまでは「クリスマス」なんだろうな。うちのアパートも「なんとなくパッとしないなぁ」と思っていたら、家々のドアに飾られていたクリスマスのツリーがはずされていたからだ。

今年は暖冬。ほんとうに暖かいと思う。去年なんか手袋を2重にしてないと手がかじんで自転車に乗れなかったし。寒くて本気で涙目になっていた。話によると、来週いっぱいまで暖かな状態が続くという。「本格的に寒くなんないと困るんだよ」とダンナ。「あったかでいいじゃん」というと、このままの状態が続くと湖や池に産みつけられた蚊の卵がたくさん孵ってしまい、夏には蚊が大量に発生するという。近くの池は毎年凍っていた。小さい子供をつれた若いお母さんが散歩なのか、氷の上を子供と歩いていたりする(でも、それは危険な気がする)。それぐらい厚く氷が張っていたのだけど、今年は今のところ最高でそこを餌場にしているサギが歩ける程度だったかな。それなりに寒さというのは必要なのですね。

*まゆみちゃん*
久しぶり。オーストラリアでの風変わりな初詣、相変わらずだね。異国の地で毎年紅白を見れるというのは素晴らしいね。年末には紅白というのはもう気にならないけど、日曜日になるとふと「サザエさん・・・・」というのは時々あるね。ことしも素晴らしい出会いがあるといいね。
それはそうと、最近ブログが読めないね。なんかあった?

2007-01-09

きのう(BlogPet)

きのう、ここまで仕事した?
hatokoのいとことかお祝いしないです。
hatokoと雰囲気電話したよ♪
ここに休みっぽいスパークするはずだった。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「mieze」が書きました。

2007-01-08

運のいいダンナ

ダンナが靴を見る、というので土曜日に一緒に買い物に出掛ける。わりと中途半端な時間に出たんだけど、ショッピングセンターには家族連れでごった返していた。私の用事がメインで出かけるときは、ダンナは適当な家族を見つけてヲチしてる。でかいスパー(WalMartとかrealとか)なんかだと痴話げんかが高確率でヲチできるという。奥さんにさんざん連れまわされた挙句ダンナが切れるパターンが多いらしい。時には飽きて疲れた子供も加わって面白いという。小さなショップだと痴話げんかも目だってしまうのか、もう学習しているのか、お店の外(通路とか)で男たちは女たちを待っている。ダンナはそれもヲチの対象にしていて、「みんなつまんなさそうで生気のない顔をしている」という観察結果を出している。

ショッピングセンターには靴屋が数店舗入っているので、とりあえずいろいろと見て歩く。今回探している靴は雪の日に備えてのもの。去年1日くらいしか降ってないけど、これから多分降るかもしれない、ドイツだし。ダンナは2軒目で飽きてしまう。根性のないヤツだ。ここで値札から50%引きというのを見つけたというのもある。確かに魅力的な要素ではあるけど、他をもう少し当たればいいのにと思ったりする。
「まぁ、いいや。ダンナがいいというんだし(はくのはダンナだし)」
と、レジに人がわりと並んでいたので店の外でダンナを待つ。辺りを見てみると椅子に座って待っている男の人多いなぁ、と観察しつつ、「ダンナくんの遅くね?」と、レジのダンナを見ると、後ろに並んでるおばちゃんの会計を先にしている。「実は右足が2足入ってたとか・・・・」とダンナのトコにいってみた。ダンナは別に不機嫌そうでもなく普通に待っていた。ダンナの靴の会計が始まって「箱はいらないんでしたね」と袋に詰めて、店員の人も普通の対応だった。お店を出て「なんかあったの?」と聞くと、この靴は1時から3時までのタイムセールだったらしい。そんな表示見なかったけど、そうだったらしい。でも時間がもう過ぎているので、このセールは終わりだという。「でもね、まだ3時過ぎてないじゃん。過ぎてないんだから、値引きされた値段で買う権利はあるよね」という。まぁ、そりゃそうだ。実は奥にあるメインレジの時計が進んでいて、店員がそれに気づかなかったらしい。「俺は勝った」と機嫌がよかった。機嫌がいいのでそのままでかいスーパーに付き合ってもらう。自転車のランプの球を見てもらう。ボルト数がちょっと小さくて合わないけど、「ソケットの形が似てるし。へーき」とあまり説得力ないけどそれを買うことに。それとこの前見つけたクッキーのカンカンに入った6客分のカップを見に食器売り場に。その時買うかどうか迷っていて、「次回来るときにあったら買う」と決めていたので、気分がよさそうなうちに食器売り場に連れて行く。セール品だし、最後の2つで、そのうち1つはカンカンが開けられ(カンカンも歪んでて)、カップの1つは縁が割れてて(それでももちろんドイツでは売る)というものだったのであまり期待してなかったんだけど、残ってた。ダンナがなんと言おうと買うつもりだったけど、一応「どうよ?」と聞いてみる。「いいんじゃない?カップじゃなくてこのだけカンカンが欲しいというんじゃないよね」と冗談を言ってくれたが、なかなか鋭く、私をよく知っているじゃないか、と感心しつつ「かわいらしいカップだし。素敵だよね」と能書きを手短に済ませてレジに向かう。

「本屋に行く」というので本屋に行く。ダンナはここ数週間前にお気に入りの作家の本を読み返していて、年末ににこの作者の新刊を買ってきた。ジョン・グリシャムという人で私にも奨めてて、一昨年の里帰りの際にダンナお薦めの「法律事務所」を買った。3センチくらいの厚い文庫本で読むのかったるいと思ったけど、わりとすらすら読めた。映画にもなっていて、ドイツでここ数年で3回はテレビでやっていたというのもあるんだけど。今回はちょっと古い作品だという。小さな本屋なのであるかどうか定かではないけど、お目当ての本を発見して「今日は運がいい」とちょっと悦にはいる。ダンナはいつも「俺はいつも運に見放されている」とよく言う。まぁ、みんなが早めに家に帰れる時に自分だけそのメンツに入れなかったり、気に入らない同僚と仕事組まされたりと、ちっぽけなことなんだけど。ささやかなことで気分をよくして私もうれしいよ。始終機嫌よく連れ回してもぶーたれなかったし。今日は買い物日和だった・・・・。


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この日買ったカップセット
どことなくクリスマス臭いので安くゲットできたと思われる
夏でもいつでも使うよ

2007-01-04

お店はちょっぴり春らしい

久しぶりに近くのショッピングセンターに行ってみた。自転車で行けるのでわりと便利。でも冬は寒くて行く気が失せてしまう。今年の冬は暖かい。気温も10-15度とこの時期としては考えられないくらい暖か。ここ数日ちょっと風が強いのが難ですが・・・・。

お店はクリスマス臭いのものは売れてしまったのか、片付けたのかほとんど見当たらない。お花屋さんでは黄緑とピンクの春らしいディスプレイで早くもイースター臭い。でかいスパーではサンタチョコは半額で売られ、もうイースターぽいチョコを売っている。イースターぽいというのは、ブタ、四葉のクローバー、馬蹄、テントウムシなどを模ったもの。ドイツでは幸運をもたらすといわれている。イースターの前にはカーニバルがある。カーニバルの仮装グッズが売られていた。今年のカーニバルは1月27日からのスタートらしいから、妥当かな。最後の日曜日は子供たちのカーニバルでおじさんところでも毎年開かれる。

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ビビットな大仏を発見。このほかにショッキングピンクとオレンジもあった。大仏好きにはたまらないカラーバリエーションかもしれない。1年を通して飾れるし。

2007-01-03

1月から始まったこと

1月から消費税が上がる。今までは16%だったのが19%に。なんだか中途半端な数字だけど。食料品に関しては今までどおり7%。牛乳は7%の消費税だけど、コーラ、ビール、水は19%になる。水ぐらいは・・・・と思うけど、水道水があるんだからということなのかな。昨日ダンナが飲み物を買いに出かけたら、牛乳を10カートン買っていた人がいたとか。牛乳も値上げされるんだろうか?それともお得感があるからだろうか?普段からニュースに疎いので消費税の噂を聞いてから施行までの期間が短く感じられる・・・やっぱり疎すぎるんだろうな。一昨年ぐらいからものが高くなったなと思ってはいたんだけど。

この消費税、何に当てられるんだろう?数年前からドイツではお医者にかかる時は3ヶ月ごとに10ユーロ払うことになっている。以前は保健カードを持ってればおさいふを持たずにお医者にかかれたのに、保健の範囲内であればだけど。この制度が始まった頃は患者から医者からかなり評判が悪かった。患者から言わせれば「え、病院でお金払うの?」だし、病院では今までお金のやり取りがなかったので、「経理とか管理とか余計な経費を強いられる」、というので一時期廃止になるとかならないとかがあったけど、今でも続いているので落ち着いたらしい(ちっ)。今までの税収ではやりくりできなくなってるんだろうな。


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ドイツの自販機
たいてい落書きされている


あと、自販機でのタバコの買い方が変わってしまうらしい。ドイツは日本ほど自販機天国ではない。よく見かけるものはタバコとコンドーム。コンドームは駅のトイレや飲食店(おしゃれな感じなところ)なんかに置いてある。多分男子トイレにも設置されてると思う。そういや日本でも見かけたことがある。学生に頃住んでた街で「幸せ家族計画」とかいうの。タバコの自販機はうちの村でここから半径1km圏内で3台くらいかな。わりと少ない。しかもおつりがでない。使える硬貨は1、2ユーロか50セント。例えば、1.40ユーロのタバコを買う時は、1.50ユーロで買う。多く払った10セントはタバコにテープで止められてでてくる。なので、ダンナの小銭は時々テープの糊でねちねちしている。今月から銀行のカード(あとキャッシュカードも?)で年齢を確認してからそのままカードか硬貨を入れてタバコを買うことになるらしい。なので、まずは銀行に行って自分の年齢をカードのチップに入力しないといけない。ダンナは「もう長いこと買ってんだからあの自販機は俺の歳を知ってんだよ。そんなのめんどくさいから、キオスクかガソリンスタンドで買うことにする」といっている。こういう人が続出して自販機での販売も減るかな?ドイツでも喫煙者の低年齢化が進んでる。16歳からタバコを吸っていいんだけど、どうせなら一緒に年齢も引き上げればいいのに。税収が減っちゃうか。タバコの税はタバコで病気になる医療費にあてられるらしい。対面方式での販売じゃ親からタバコをくすねる子供が増えるかも。

2007-01-01

ドイツの元旦

昨日はダンナと夜の11時におじさんところに行ってきた。もう夕方4時ごろからみんな待ちきれないのか、花火をあげてたりしていた。近所ではパーティー用のテントを張ってスタンバっていた。グリルのなんかも設置していたのでけっこう本格的と思われる。ここの家がもう8時ごろから花火をあげ始めた、かなりでかいのを。12時ちょうどには一体どんな花火をあげるんだろうとちょっと興味があったけど、おじさんとこに行ってしまったのでわからない。「冬に花火かぁ。なんで夏にやんないんだろう」とふと考えた。夏は夜の10時近くまで明るかったりする。本格的に暗くなるまで待ったら夜中になってしまう。きっと夜の時間が短すぎてあんまりはやらないんだろうな。イベントもなしに「花火だけを楽しむ」という習慣もないのかもしれない。線香花火は素敵だと思うんだけど、あんまり受けないだろうな。

大晦日にはチケット制のパーティーが開かれる。いく年2006年12月31日、くる年2007年1月1日になる瞬間をみんなでお祝いをする。それまで雰囲気を盛り上げて飲んだり歌ったり踊ったり。ここには村の知り合いがみんなやって来る。ダンナのパソコン友達も奥さんと毎年ここで新年を迎える。キッチンではこの日仕事をしていた人数分+うちらの分のシャンパングラスが用意された。「今日誰か赤いパンツ(下着の方)はいてる?この瞬間に赤いパンツはいてると幸運がやってくるのよ」とダンナのいとこの嫁マニューが言っていた。「今から家にいって履き替えてくれば?」とおばさんのシルビアにすすめられたけど、「赤いパンツ持ってない」というと「私も」と笑っていた。「12時になるから」とみんなでキッチンに行ってその瞬間をお祝いする。みんなで乾杯し、「おめでとう」といいながらハグし合う。おじさんとおばさんはちょっと軽くキスしてた。ダンナ曰くものすごく珍しいことらしい。いとこ夫婦はキッチンですれ違うたびにチュッチュッしてる。おじさん夫婦はこのいとことは5歳くらいしか違わないんだけど。ドイツではシャンパンを「ゼクト」という。シャンパンはシャンパーニュー地方のものだけしか名乗っちゃいけないというようなことを聞いたことがある。日本でもシャンパンっていわないんだっけ?今回みんなで飲んだのは「シャンパン」の方らしい。いとこが「シャンパンとゼクトの違いが分からない」と言っていた。もしかしたら、フランスとドイツのスパークリングワインは同じものじゃないのかもしれない。


レストラン前の広場ではパーティーのお客さんが花火を持ち寄って30分くらい上げてた。「見に行こうよ」とダンナを引っ張り出すんだけど、5分くらいで引き上げてしまった。ダンナは全く興味がないようだ。10分くらいすると義父がやってきた。義母とお祝いをした後、レストランまでの道のり近所の人に挨拶をしながら自転車で毎年やってくる。おじさんとこに来ればたいがいの村の知り合いに挨拶することができる。義父が来た後、おじさんとこに義母から新年の電話がかかってきた。「みんないるから来ればいいじゃん」と電話に出たおばさんがいう。毎年新年の瞬間を一緒にお祝いしようと誘われている義母は「今年は行くよ」と言いながら来たとこがないらしい。今年は重い腰をあげてやって来た。みんなが「めずらしい・・・・」と一族で驚いてた。義母は1時半くらいまでみんなとおしゃべりをして帰って、うちらもキッチン・ドリンクのちょっとした手伝いをしながら3時に引き上げる。そのあともお客さんは相変わらず飲んでいた・・・・。


ドイツの元旦も祝日でお休みだけど、それは明け方まで騒ぎまくって次の日はつかいものにならないからなんだろうなと思ったりする。

ということで

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします



こちらのブロクに移りました。特に理由はないのですが、ネットをウロウロしているうちに偶然見つけました。テンプレ(背景)が豊富というのをいじっているうちに知りました。素敵なのがたくさんあります。
使い勝手ですが、本文書くのもワード使いの方なら親しみがあるかもです、ってどうでもいいんですが・・・・。いろいろと便利&すてき機能がついてます。